ニュース
口径食を抑えた、ポートレート向き中望遠レンズ「XF90mmF2 R LM WR」
Xマウントレンズに、ポートレート向きの新たな中望遠レンズが登場。137ミリ相当でF2、防じん・防滴・耐低温仕様を持ったレンズだ。
※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
富士フイルムが、Xマウントレンズの新製品として、35ミリ判換算で137ミリ相当の焦点距離を実現する単焦点望遠レンズ「XF90mmF2 R LM WR」を発表した。7月16日に発売予定で、価格はオープン。実売予想価格は11万円前後。
XF90mmF2 R LM WRは、開放F値2.0の大口径単焦点レンズ。異常分散(ED)レンズ3枚を含む8群11枚のレンズ構成で、開放からシャープな描写が可能。また、円形絞りを採用し、口径食を抑えた美しいボケ味も持つ。AFは最速0.14秒。リニアモーターを4つ配置する「クアッド・リニアモーター」により、大口径のレンズユニットを高速に動作させる。
最短撮影距離は60センチで、ポートレート撮影だけでなく、花や昆虫などに大きく寄って引き立たせる近接撮影などにも活用可能だ。鏡筒部の7カ所にシーリングを施し、防じん・防滴を実現したほか、マイナス10度までの耐低温構造になっており、過酷な屋外での撮影にも対応できる。
84ミリ相当の「XF56mmF1.2 R」は、コミュニケーションが取りやすく、緊張感が保てるレンズ。一方137ミリ相当のXF90mmF2 R LM WRは、被写体との距離を保ちながら、威圧感や緊張感を与えずに撮れるレンズだという。
最大径は約75ミリ、長さは約105ミリで、重量は約540グラム(レンズキャップ、フードをのぞく)。フィルターサイズは62ミリ。
関連記事
- 手にしない理由があるのか――富士フイルム「XF56mmF1.2 R」
Xマウントの大口径単焦点レンズに待望の中望遠が登場した。特にポートレートにはベストマッチで肌の質感と髪の毛の繊細な表現を楽しめる。開放から使えるポートレートレンズを探しているXシリーズユーザーならば、手にしない理由はない。 - 立体感が引き立つアポダイゼーションフィルターの魅力――富士フイルム「XF56mmF1.2 R APD」
ポートレート向きの中望遠レンズ「XF56mmF1.2 R」に、世界初のAF対応アポダイゼーションフィルターを内蔵した「XF56mmF1.2 R APD」という姉妹モデルが登場した。立体感がググッと引き立ち、背景は空間に自然に溶け込んでいくような描写が得られる。 - 水しぶきも気にせずオールマイティーに撮る――「フジノンレンズ XF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WR」
「FUJIFILM X」シリーズ用としては初の防塵防滴仕様を持つこのレンズは、「FUJIFILM X-T1」と組み合わせると、ダストや水しぶきなどを気にせずに撮影できる。ブラリと出かける旅にも向いている。 - Xマウントユーザーの“ファースト標準ズームレンズ”に――富士フイルム「XF16-55mmF2.8 R LM WR」
富士フイルムのXマウントズームレンズに、3本目のWRレンズが登場。広角から標準域までをF2.8通しでカバーできる、非常に使い勝手のいいレンズだ。Xマウントユーザーの“ファースト”標準ズームレンズといっていい。 - Xマウントユーザーなら避けて通れない大口径望遠ズーム――富士フイルム「XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR」
富士フイルムから登場した、F2.8通しの望遠ズームレンズ「XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR」は、フルサイズ一眼の70−200mm F2.8クラスに相当する大口径ズームだ。コンパクトで取り回しのいいこのレンズ、Xマウントユーザーなら押さえておきたい1本だ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.