フルサイズセンサーに28ミリF1.7レンズ搭載の「ライカ Q」発表
ライカカメラが、フルサイズの2400万画素CMOSセンサーと28ミリ/F1.7の単焦点レンズを搭載した「ライカ Q」を発表。6月末に発売する。
ライカカメラが6月10日、35ミリフルサイズのCMOSセンサーと明るい単焦点レンズを搭載したコンパクトデジカメ「ライカ Q(Type116)」を発表した。6月末に発売を予定している。国内での販売価格は未定。
ライカQは、有効約2400万画素のフルサイズCMOSセンサーと、開放F値1.7の28ミリ単焦点レンズ「ライカ ズミルクス f1.7/28mm ASPH.」を組み合わせた製品だ。マクロモードは手動で切り替えることで最短17センチまで被写体に近づける。AFとMFの切り替えは、鏡胴に用意されたボタンで行う仕組みだ。
レンズの焦点距離は28ミリだが、簡単なボタン操作で35ミリまたは50ミリの焦点距離の撮影範囲を示すブライトフレームを液晶モニター上にデジタル的に表示することが可能なので、焦点距離を変えた撮影も楽しめる。ブライトフレームは、ライカ M システムなどのレンジファインダーカメラでの撮影と同様に、撮影範囲の外側の様子まで液晶モニター上で確認できるのが特徴だ。35ミリや50ミリで撮った写真は、JPEG形式でのみ記録され、DNG 形式では28ミリでの撮影画像が記録される。
画像処理エンジンは、一眼レフカメラ「ライカ S(Typ007)」にも搭載予定の「LEICA MAESTRO II」をベースにライカ Q に最適化したもの。最大記録画素で最高 10コマ/秒の連写性能を実現。ISO感度は最高5万までの設定が可能だ。電子ビューファインダー(EVF)は368万ドットと非常に精細なのも特徴だ。
ボディは耐久性の高い素材を採用しており、レザー外装には極小のダイヤモンドパターンが施されている。トップカバーはアルミニウムからの削り出し。文字やシャッターダイヤルの数字はレーザー刻印だ。背面にはサムレストがあるなど、ライカらしい機能性とフォルムを実現している。
フルHDでの動画撮影にも対応しており、MP4形式で記録可能。NFCとWi-Fiも搭載しているので、PCとつないで付属のAdobe Photoshop Lightroomでデータの管理もできる。
関連記事
- ライカ、松坂屋名古屋店105周年記念モデル「ライカXバリオ Matsuzakaya Nagoya 105 years」を限定販売
ライカが3月11日、松坂屋名古屋店の創業105周年を記念した国内限定特別モデル「ライカXバリオ Matsuzakaya Nagoya 105 years」を販売する。台数は10台のみ。フラッシュカバーに金のしゃちほこをあしらっている。 - ライカ、くまモンの誕生祭を記念した「くまモンのライカ C」「くまモンのライカM」
ライカが3月12日、くまモンの誕生祭を記念して限定モデル「くまモンのライカC」と「くまモンのライカM」を発表した。 - ライカ、カメラ本体やレンズ、アクセサリーなど2%から31%値上げ
ライカカメラジャパンが1月20日、アクセサリーも含む同社製品の価格改定を発表した。3月5日から、最大で31%の値上が行われる。 - ライカ、明るい「ライカ ズマリットM」新シリーズレンズ発売
ライカが12月27日、光学性能を向上した新世代のレンズ「ライカ ズマリットM」シリーズを発売する。同シリーズで初のシルバーアルマイト仕上げも加わり、2色展開になった。 - 撮影に専念できる特別限定モデル「ライカM Edition 60」発売 数量限定600セット
ライカカメラジャパンが、「ライカMレンジファインダーシステム」誕生から60周年を迎えるにあたり、台数も限定した特別モデル「ライカM Edition 60」を発売する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.