AdobeのDigital Publishing Suiteを採用した国内初のデジタルコンテンツが配信開始

アドビシステムズが2011年第2四半期にリリース予定の雑誌/カタログ向けコンテンツ制作ソリューション「Adobe Digital Publishing Suite」をいち早く採用した国内初のビジュアルマガジン&カタログがApp Storeに登場した。

» 2010年11月27日 15時30分 公開
[西尾泰三,ITmedia]

Digital Publishing Suiteを採用した国内初のデジタルコンテンツが登場

 アドビシステムズが2011年第2四半期にリリース予定の雑誌/カタログ向けコンテンツ制作ソリューション「Adobe Digital Publishing Suite」。海外では「WIRED Reader」のように、同ソリューションを利用して20点以上の出版物が配信あるいは制作中だが、プレリリースプログラムを利用して制作されたとみられる国内初のデジタルコンテンツがApp Storeに登場した。

 配信が開始されたのは、ヘッド・ポーターのファッションブランド「HEADPORTER」が11月23日からiPad向けアプリとして無料配信を開始したビジュアルマガジン&カタログ「HEADPORTER MAGAZINE VOL.1 for iPad」。企画、編集、デザインは、Lotus8が手掛けている。内容としては、2010-11秋冬コレクションの商品が掲載されたカタログとなっており、縦横2通りのレイアウトで、写真を活用した構成となっており、ECサイトとの連動も図られている。

Digital Publishing Suiteで制作されたHEADPORTER MAGAZINE VOL.1 for iPad

 国内ではインプレスホールディングスの山と渓谷社と大日本印刷が共同開発した新雑誌「Hutte」のほか、アマナインタラクティブによる電子カタログソリューションサービス「Visual Communivation APP」、コンデナスト・パブリケーション・ジャパンのファッション誌「VOGUE NIPPON」2010年11月号別冊の電子版の制作にAdobe Digital Publishing Suiteが採用されている。

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