雑誌オンライン.COM、スマートフォン向けに写真週刊誌「FLASH」電子版を提供開始

雑誌オンライン.COMで、配信先デバイスごとに表示させたくない部分をマスクできる機能が実装された。これに伴い、同サイトではiPhoneやAndroid向けに、写真週刊誌「FLASH」電子版の販売を開始している。

» 2010年11月30日 18時12分 公開
[ITmedia]

配信先デバイスごとに表示させたくない部分をマスクして配信できる機能を用意

マスク機能により、問題のある部分をマスクして各デバイスに配信可能になった(写真はFLASH最新号)

 ウェイズジャパンは11月30日、同社が運営する電子書籍の配信/販売プラットホーム「雑誌オンライン.COM」で、iPhone/iPadやAndroid向けに、光文社発行の写真週刊誌「FLASH」電子版の販売を開始した。価格は230円。

 雑誌オンライン.COMでは、ウェイズジャパンが自社開発したマルチデバイス対応総合デジタルパブリッシングソフトウェア「HYPERZOOM」を使用し、出版社の管理下での販売を販売手数料のみという成果報酬型の料金体系で提供している。

 これまで、配信先デバイスごとのコンテンツレギュレーションで販売/配信できないコンテンツが含まれている場合や、あるいは出版社の意向で電子版に露出したくない雑誌内広告などをどのようにするかが課題となっていた。今回、配信先デバイスごとのマスク管理機能をHYPERZOOMに実装したことで、こうした課題を克服したといえる。

 実際の作業としては、PDFなどの雑誌データを一度HYPERZOOMで扱えるファイル形式に変換した後、雑誌のレイアウト画面をグリッド付きで表示させ、マスクしたい部分を個別に範囲指定することで、マスクされた配信データが生成される仕組みとなっている。また、マスク管理機能ほか、PC版で表示していた、Webリンクやブック内リンク、音声/動画などがサポートしているすべてのデバイスから利用可能となり、リッチなコンテンツの制作も可能になった。

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