「honto」を運営するトゥ・ディファクトは6月29日、DNPおよびドコモから計47億円の第三者割当増資を受けることを明らかにした。
大日本印刷(DNP)グループおよびNTTドコモの合弁会社で、「honto」を運営するトゥ・ディファクトは6月29日、DNPおよびドコモから計47億円の第三者割当増資を受けることを明らかにした。
同社は2010年12月に設立されたマルチプラットフォーム向け電子書籍販売ストア「honto」を手掛けている。その後2012年5月にDNPグループのオンライン書店「ビーケーワン(bk1)」とサービスを統合、2012年6月には丸善やジュンク堂、文教堂といったリアル書店の一部(首都圏8店舗)でポイントサービスを統合している。
今回の増資はサービスの強化を目的に行われるもので、hontoからリアル書店の在庫検索が行えるサービスの開発のほか、リアル書店との連携を年内に100書店まで拡大する。
47億円増資の内訳はDNP28.2億円、ドコモ18.8億円。増資後の出資比率はDNPが58.4%(増資前51%)、ドコモが40%(同40%)、丸善CHIホールディングスが1.6%(同9%)。
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