英国のエド・バイゼー文化相が図書館における電子書籍の貸し出しは公共貸与権の対象とし、予算を確保したことを作家団体The Society of Authorsに公式に伝達した。
米国の電子書籍ニュースサイト「Teleread」によると、英国のエド・バイゼー文化相が図書館における電子書籍の貸出しについて、作家団体The Society of Authorsに公共貸与権の対象とし、予算を確保したことを公式に伝達した。
公共貸与権とは、図書館などが書籍の貸し出しなどを行う際に、著者にその補償金を支払うという制度(編注:日本にはこの制度がないため、出版界と図書館界のあつれきの原因となっている)。英国議会は3年前、世界で初めて電子書籍もこの公共貸与権の対象に入れようと試みたが、決議直前の与野党調整で見送られている。
バイゼー文化相の文書によると、2014年6月から試験的に現行予算から配分し、年間674万英ポンド(約10億円)程度とすることを約束している。
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