エンタープライズ:ニュース 2003/07/15 17:30:00 更新


日本でもユーティリティコンピューティング戦略をアピールするベリタス

ベリタスは、データの流れ全体を管理する“司令塔”となる。同社は、国内でもユーティリティコンピューティング戦略をアピールした。

 新生ベリタスソフトウェア――。こう銘打ってベリタスは7月15日、新戦略記者発表を行った。米国に続き国内でもユーティリティコンピューティングの実現に向けて舵をとった。ベリタスの木村裕之社長は、「プリサイスの吸収合併により、データストレージマネジメントをベースにユーティリティコンピューティングの現実解を作れるようになった」とアピールする。

 Veritasは昨年12月、アプリケーションパフォーマンス管理(APM)ソフトを提供する米Precise Software Solutionsと、サーバプロビジョニング自動化ソフトのJareva Technologiesの2社の買収を発表。吸収合併作業を続けてきたPreciseを6月末に統合した。これを受け、ベリタスはPreciseの日本法人、日本プリサイス・ソフトウェ・Ε愁螢紂璽轡腑鵐困鯏X腆,靴討い襦」

 プリサイスは、SAP、PeopleSoft、Oracleなどの企業向けアプリケーションやデータベースのパフォーマンス管理ソフト「i3」を提供しており、ベリタスとしては、ユーティリティコンピューティングを実現するための第1弾製品と位置付ける。ユーティリティコンピューティングとは、電気や水道などの公衆インフラと同様にシステムをユーティリティとして利用できるようにしようとするもので、現在、多くのシステムベンダーなどが提唱している概念。

 木村社長は「ベリタスは、ストエージハードウェアからネットワーク、クライアントPCまで全体の流れを管理する“司令塔”となる」と表現し、今後投入される製品は、ハードウェアベンダーとは異なる立場からユーティリティコンピューティング環境を可能にする製品と強調した。

 同社のジェローム・ノール氏(マーケティング本部長)によれば、ユーティリティコンピューティングを実現するためには6つの要素が必要で、それは(1)ストレージ管理、(2)データ保護、(3)ITインフラの監視、問題検出、視覚化とレポーティング、(4)サーバの調達(プロビジョニング)、(5)APM、(6)サービス管理、課金、レポーティングだという。

 (1)(2)は、ストレージソフトウェア市場で27.6%のシェアを持つ同社のお家芸といえる分野。(3)についても同社はネットワーク全体を可視化して管理する「SANPoint Control」を提供している。

 (4)以降をカバーする製品となるのが、Preciseのi3、Jarevaのサーバの自動構築ソフト「OpForce」。そして、ベリタスが開発中のサービスレベル管理コンソールの「Service Manager」ということになる。

 同社が発表した戦略をカバーするすべての製品ラインが日本で整うのは2004年以降になる予定。

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[ITmedia]



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