オープンソースで作る Java+DB

特集 オープンソースで作るJava+DB
第1回 PostgreSQLで学ぶSQLデータベースの操作 (10/15)


レコードの更新

 レコードを更新する場合には、UPDATE文を用いる。UPDATE文の基本書式は、次の通りだ。

UPDATE テーブル名
 SET 列名1=値1, 列名2=値2, …
 WHERE 条件式

 たとえば、id列が1であるレコードのname列を「田中一郎」に変更する場合には、次のように指定する。

sampledb=# UPDATE Keiji SET name='田中一郎' WHERE id=1;

 すると次のように、「1レコード更新した」という旨のメッセージが表示される。

UPDATE 1

One Point!

ここで表示される「1」は、「1レコード更新した」という意味だ。もしWHERE句の条件で複数レコードが合致するのであれば、それらはすべて更新される。たとえば、結果として5レコード更新されたならば、「UPDATE 5」と表示される。

 実際にSELECT文を使って参照すると、確かに値が変更されていることが分かる。

sampledb=# SELECT id, name FROM Keiji ORDER BY id; id | name ----+---------- 1 | 田中一郎 2 | 中村昇 (2 rows)

 UPDATE文を実行するときに注意したいのが、WHERE句を忘れないようにするという点だ。WHERE句を忘れると、全レコードを更新するという意味になってしまうので、十分に注意をしてほしい。

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[大澤文孝,ITmedia]