エンタープライズ:ニュース 2003/09/17 18:48:00 更新


現在から未来へ、ストレージ管理の新次元を示すVERITAS VISIONの見どころ、聞きどころ

ストレージ管理ソフトウェアのリーダー、ベリタスソフトウェアが開催する総合カンファレンス「VERITAS VISION 2003 JAPAN」の開催が10月8日に迫ってきた。各々の興味、関心に応える28のセッションが用意されている。

 10月8日に開催が迫ったVERITAS VISION 2003 JAPANはストレージ管理ソフトウェアのリーダー、ベリタスソフトウェアが、世界を代表するハードウェアベンダー、OSベンダーの協力で開催するストレージ管理の総合カンファレンスだ。現在、データ保護や可用性、データの有効利用といった観点からますます重要性を増しているストレージ管理について、最新の情報を直接見たり聞いたりできる内容だ。

 「STORAGE [re] DEFINED(ストレージの再定義)」をテーマに行われる28のセッションと協力各社の展示の中から、今回はその見どころ、聞きどころを探ってみよう。

 まず基調講演には、米Veritas Software会長兼社長兼CEOのゲイリー ブルーム氏と、同エグゼクティブ バイスプレジデント、プロダクトオペレーションズ担当のマーク ブレグマン氏の両名が登場する。先にベリタスソフトウェアでは「ユーティリティ コンピューティング」という戦略を打ち出したが、今回はブルーム氏がその戦略に基づいたより具体的な実現案を発表することになっており、ブレグマン氏はこの戦略に基づくベリタスソフトウェアおよびその製品群のロードマップを示す予定だ。VERITAS VISIONのサブテーマである「新次元のストレージ管理」を具体的な形で見ることができるセッションになるだろう。

 28のセッションは有料セッションと無料セッションに分かれている。有料セッションの料金は5000円で、1日中、どのセッションにいくつ参加しても一律同じ料金となっている。もちろん有料セッションの参加者が無料セッションに参加することも可能だ。有料セッションでは、直接スピーカーに質問し、その考えを聞くことのできる「Ask the Speaker」ルームが用意されているほか、専用のQ&Aコーナーで各分野のエキスパートたちと話すことができる(予定)特典がついている。またランチとディナーが付き、カシオペアのミニコンサートを楽しむこともできることになっている。

 それでは分野別に、お勧めのセッションをいくつか紹介しよう。

 まずWindows関連では、リリースされたばかりのWindows 2003 Server、今秋リリース予定のStorage Server 2003に関するセッションが一押しだ。「Windows Server 2003、Storage Server 2003、その実力を検証する」(B-3:マイクロソフト、ベリタスソフトウェア共同)では、マイクロソフトが上記2製品において強化されたストレージ関連技術を紹介し、ベリタスからはWindows Server 2003とのコラボレーションを実機によるデモを交えて紹介する。またベリタスのBackup Execユーザー向けのテクニカルセッションも用意されている(B-4)。

 エンタープライズバックアップを極めるためのセッションとして、NetBackupをより深く学び、使いこなす実践テクニックを習得できる「ここまでできる、高速で効率的なバックアップ環境の構築(前後編)」(B-1、B-2)がお勧めである。クラスタリングや高可用性システムに興味があるのなら、「最適なクラスタリング環境を構築するための必須ノウハウ」(C-1)、「Oracle RACを支えるための最適なストレージ管理基盤」(C-4)などが最適だ。

 Oracle関連でいえば、「オラクルデータベースのパフォーマンスを最大限に引き出すために(前後編)」(A-1)が用意されている。VERITAS i3(アイ キューブ)を活用したOracleのチューニングテクニックを習得するためのセッションである。

 TCO削減やROI向上、ストレージ仮想化などを全般的に学ぶならば、A-3の「IT MATRIX:ストレージリソース管理の真実とは」がお勧めだ。人気映画のリメイク版を使うエンターテイメント性の高いセッションだが、ストレージ管理の基礎知識がぎっしりと詰まっている。

 Linux関連ではRed Hat Advanced Serverでエンタープライズ環境を構築している、あるいは構築予定の参加者を対象に「エンタープライズLinuxを支えるストレージ管理手法」(C-3)で、オープンソースの管理ツールとの比較検証によって、ベリタスソリューションの利点を学ぶことができる。

 このほか、協力各社ではシスコシステムズ、東芝、日本IBM、富士通、NEC、サン、日立などが、また翼システムとNTTコミュニケーションズ、ガートナー ジャパンがセッションを予定している。

 展示コーナーではハードウェアベンダーの協力各社(サン、シスコシステムズ、東芝、日本IBM、NEC、日本HP、日立、富士通)が自社製品とベリタスのコラボレーションのデモンストレーションを展開する予定だ(展示コーナーはすべて無料)。

 最新技術を目の当たりにし、ストレージ管理の新次元を理解するためのVERITAS VISION 2003 JAPAN。見どころ、聞きどころは満載だ。

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[萩原弘明,ITmedia]