エンカレッジ・テクノロジは、システム管理者や外部委託先が行うリモートメンテナンス時の操作を記録する情報漏洩対策システム「Remote Access Auditor」をリリースした。
エンカレッジ・テクノロジは1月25日、システム管理者や外部委託先が行うリモートメンテナンス時の操作を記録する「Remote Access Auditor」を発表した。
情報漏洩に対する抑止効果や事故が発生してしまったときの原因究明を目的に、社内LANに接続されているPC上の操作をすべて監視し、記録する製品が多数リリースされている。Remote Access Auditorは、こうした監視製品と同じ役割を、リモートからシステムのメンテナンス/障害対応を行うシステム管理者や保守委託企業、外部委託先に対して果たすものだ。
製品は、リモートアクセスの入り口となる部分に置かれ、リモートメンテナンスの際に行われた操作内容をすべて記録する。監視を受ける端末側に専用ソフトウェアをインストールする必要はない。キーストロークのみならず画面操作や各種プロセスの起動、ファイルへのアクセスや外部記録メディアの追加などについても記録が可能だ。
業務を委託している側のセキュリティ管理者/監査担当者は、Remote Access Auditorが保存した操作記録の中から疑わしい操作を検索し、前後の画面操作を動画像で再現することができる。これにより、情報漏洩が発生した場合の経路特定を迅速に行えるとしている。
Remote Access Auditorの価格は1ライセンス当たり120万円から。1月下旬より出荷が開始される。
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