NetScreenとNOSiDEの組み合わせで検疫システムを実現

NTTデータ先端技術は、東京エレクトロンおよびジュニパーネットワークスと協力し、NetScreenとNOSiDEを組み合わせた「ファイアウォール検疫ソリューション」を開発した。

» 2005年01月25日 20時25分 公開
[ITmedia]

 NTTデータ先端技術は1月25日、東京エレクトロンおよびジュニパーネットワークスと協力し、「ファイアウォール検疫ソリューション」を開発したことを明らかにした。

 このファイアウォール検疫ソリューションは、ジュニパーネットワークスのファイアウォール/VPNアプライアンス「NetScreenシリーズ」に、NTTデータの資産管理/セキュリティ管理ツール「NOSiDE Inventory Sub System」を組み合わせて実現したものだ。

 企業システムに持ち込まれたりリモートアクセスしてくるPCについては、まず検疫エリアに配置し、NOSiDEによるセキュリティ診断を実施する。セキュリティパッチの適用状況やウイルス定義ファイルの更新状態について、企業が定めたポリシーを満たさない限りアクセスを許可しないことで、ウイルス感染のリスクを抑える。不備のある端末に対し強制的にアップデートを行うことも可能だ。

 特徴は、クライアント端末に専用エージェントなどをインストールする必要がないこと、DHCP環境だけでなく固定IPアドレスを割り振っているネットワークでも適用可能なことなど。環境によっては、本社と地方拠点の双方にNetScreenアプライアンスを設置し、IPSec VPNのトンネル経由で検疫システムを構成することも可能だ。

 システム構築費用は、管理対象が1000クライアントの場合、1クライアント当たり約7000円。1月26日より販売が開始される。

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