OracleはID管理ソフトメーカーのOblixを買収し、その技術を現在提供しているID/アクセス管理ソリューションに導入する。
米Oracleは3月28日、ID管理ソフトメーカーOblixの買収を完了したと発表した。
Oblixは1996年に創設。シングルサインオン、ID管理、ユーザープロビジョニングなどのWebアクセス制御機能を備え、システムが混在する環境に対応したID管理ソフトを提供している。また、セキュリティや政府規制遵守のための製品も手掛ける。
OracleはApplication Server 10gの一部としてOblixの技術を導入。Oblix技術はOracle Identity Managementで現在提供しているID/アクセス管理ソリューションを補完するものだと説明している。Oblix製品の「COREid」「SHAREid」「COREsv」は今後も単体で提供を続ける方針。
「今回の買収によって、OracleはセキュアなID管理のための完全なソリューション提供が可能になり、セキュリティインフラ市場での主導的立場がさらに強化される」。Oracleのサーバ技術担当上級副社長、トマス・クリアン氏はこうコメントしている。
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