セキュリティフライデー、パスワードの強度を診断する教育ソフトを無償提供

セキュリティフライデーは、ゲーム感覚で強固なパスワードを作成するコツを習得できる教育ソフト「認術大会」の無償配布を開始した。

» 2005年12月13日 16時36分 公開
[ITmedia]

 セキュリティフライデーは12月13日より、ゲーム感覚で強固なパスワードを作成するコツを習得できる教育ソフト「認術大会」の無償配布を開始した。

 他人に推測されにくい強固なパスワードを用い、定期的に変更することはセキュリティ対策の基本の1つだが、何もヒントがない状態から強固なパスワードを作るのは困難な作業だ。認術大会は、考え付いたパスワードの強度を診断し、ランキングを行うことで強いパスワード作成を作る意識やコツの醸成を支援するためのソフトウェア。パスワードの強さは、LM認証の強度をハッカーが用いる推測アルゴリズムをベースに計算して判定する。

 なお認術大会自体は入力されたパスワードは記録しない。しかし、それ以前にPCがスパイウェアなどに感染していた場合、パスワードが盗まれる可能性は否定できないことから、セキュリティフライデーでは、実際に使われているパスワードを試すのではなく新たに強固なパスワードを作って試す使い方を推奨している。

 同社は認術大会を、Webサイトなどを通じてフリーウェアとして無償で提供する。対応OSはWindows 2000/XPで、動作にはMacromedia FlashPlayer 6以降が必要だ。

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