内部からの不正アクセスを防ぐTivoli新製品

「Tivoli Identity Manager Express」は、企業が削除し忘れた元社員のアカウントを遮断することで、内部からの攻撃を防ぐ。

» 2006年02月20日 14時02分 公開
[ITmedia]

 米IBMは2月17日、機密データへの不正アクセスを阻止するための中小企業向けの新たなセキュリティソフト「Tivoli Identity Manager Express」を発表した。

 このソフトは、社員や契約社員が解雇された、あるいは自発的に辞めたときに企業が削除し忘れたユーザーアカウントを遮断することで、内部からの攻撃を防ぐ。企業は管理者がアクセス権を持つ社員を管理し、社員や契約社員のリストとユーザーアカウントを常に照合できるようにすることにより、このような孤立アカウントを排除できる。

 また、このソフトは社員の情報へのアクセスの確認、監査情報の編集、報告書の準備を自動化することでコンプライアンスを容易にする。パスワード再発行やアカウントの新規発行も数分でできるようにし、パスワード管理コストを削減するという。

 Tivoli Identity Manager Expressは2月28日に提供開始される予定だ。

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