シスメックスRAは、ネットワークに挟み込むことでバーコードリーダーやPOS端末にIPSecによる暗号化機能を加えるアダプタ製品「NetScrambler」を発表した。
シスメックスRAは2月22日、ネットワークに挟み込むことでさまざまな端末にIPSecによる暗号化機能を加えるアダプタ製品「NetScrambler」を発表した。
NetScramblerは、バーコードリーダーやハンディターミナル、POS端末やレジ、タイムレコーダーなど、ネットワークで接続されたさまざまな端末にIPSec暗号化機能を加え、安全に通信を行えるようにするための製品だ。装置に組み込むタイプのアダプタボード「NS-101」と、外付け可能なボックスタイプの「NS-501」の2種類がある。
いずれもイーサネットインタフェースを2ポート搭載しており、各機器に接続されたLANケーブルの途中に挟み込むだけでIPSecによる暗号化通信を実現できる。また、IPSec暗号化処理をLSI化することで高速な動作を実現しているほか、機能を絞り込むことで低価格化を図っている点が特徴だ。
価格はNS-101が1万2800円、NS-501が2万1800円で、6月より販売を開始する。バーコードリーダーやハンディターミナルが利用される生産現場や流通/物流といった市場に加え、医療現場での心電計や新生児監視装置、透析装置など、幅広い分野へ提供し、初年度5億円の売り上げを見込むという。
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