本格的なクライアント/サーバ型販売管理ソフト 事業の拡張にも対応する「弥生販売 NE 06」徹底検証! 生まれ変わった弥生 NE 06シリーズ −−第二回

高い機能と使いやすさを兼備えた販売管理ソフトとして定評のある「弥生販売」のネットワーク対応版「弥生販売 NE 06」がこの春に登場した。従来の機能を拡張し、300人規模の中堅・中小企業にも対応する新製品について、弥生株式会社プロダクトマーケティング部プロダクトマネジャー、立堀隆氏にお話を伺った。

» 2006年06月08日 00時00分 公開
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ネットワーク対応とともに基本機能を強化

photo 弥生株式会社
プロダクトマーケティング部
プロダクトマネジャー 立堀隆氏

ITmedia 「弥生販売 NE 06」が2006年3月17日に発売開始されました。ネットワークに対応した「弥生販売 NE 06」は、どのような経緯から製品化することになったのでしょうか。

立堀 「弥生販売」は、元々「プロフェッショナル」と「スタンダード」という主に家電量販店で展開しているパッケージをご提供しており、そのラインアップの中でも5ユーザーまで同時利用できる製品を、すでにご用意していました。しかし、既存のお客様の中にも、企業の成長に合わせてより多くのユーザーで使いたいという声が多く、それにお応えするため、弥生販売を本格的にクライアント/サーバ型に対応させました。

ITmedia  機能的には「弥生販売 06」の同時利用ユーザー数が増えた製品ということになるのでしょうか。

立堀 基本的な販売管理業務の部分に関しては「弥生販売 06」がベースになっています。弥生販売が登場してから10年近く経ちますが、そこで培ってきた弥生販売の使いやすさや、業務の機能は、「弥生販売 NE 06」でも踏襲しています。ただし、最大20ユーザーの同時使用に対応するインフラの部分をはじめ、お客様の要望の多かったいくつかの追加機能も搭載し、従来よりも規模の大きなビジネスを展開するユーザー様に最適な製品にしました。

ITmedia インフラの部分では、どのような機能強化を図っていますか。

立堀 300名程度の企業規模でも使っていただけるように、最大20ユーザーのクライアントに対応しました。また、データベースには商用の「Microsoft SQL Server 2000」を採用しています。それから、販売管理業務は各拠点で同時に使いながら販売管理・在庫管理データを一元管理したいというニーズが非常に高いので、複数拠点で同時に利用できるようにシトリックス・システムズの「Citrix Presentation Server 4.0」環境での動作に対応しています。

photo

ITmedia インフラ部分以外には、どのような機能強化点がありますか。

立堀 既存の「弥生販売」は小規模な企業をターゲットとした製品でしたので、業務的な機能も大幅に向上させました。
 例えば、既存の「プロフェッショナル」では、1つの倉庫しか在庫管理できませんでしたが、「弥生販売NE 06」では複数の倉庫でも在庫管理が行えるようになっています。
 また、より規模の大きい企業をターゲットユーザーとしているため、日々の取引数、業務量の増加に対応するために、業務効率化を行う2つの大きな特徴を備えています。1つは、「入金消し込み」機能です。「プロフェッショナル」では、売上明細に対して入金されているかを個々に消し込みする機能がありますが、「弥生販売NE 06」では入金伝票の登録と同時に対象の請求書や売上伝票を指定して、一括で消し込みを行う機能を用意しました。もう1つは、「都度請求」という機能です。都度請求は、売上伝票を入力したのと同時に請求データを確定します。請求締切を行わなくても、きちんと回収予定表に反映されますので、請求漏れもなく、納品と同時に請求して早く回収する業務プロセスを実現したい企業に最適です。

ITmedia ユーザーインタフェースの使いやすさについては、改良した点はありますか。

立堀 弥生販売だけでなく、弥生シリーズの大きな特徴は、非常に使い勝手が良いという部分です。初めて弥生販売を導入するお客様はもとより、今まで独自開発のシステムや別の業務パッケージを導入していたお客様にもスムーズにお使いいただけます。弥生シリーズの使い勝手が良い部分はそのまま踏襲しつつ、より操作性を向上させるために、「プロフェッショナル」から画面デザインを改良しております。

ITmedia 複数ユーザーによる使用が前提となったわけですが、ユーザー管理機能は変わりましたか?

立堀 既存の「プロフェッショナル」でも5ユーザーで使えましたので、セキュリティ面は対応しており、その機能を引き継いでいます。例えば、ログインしているユーザー別にどの画面、どの機能を使わせるかといったアクセス権の管理は、「弥生販売 NE 06」でも備えています。

導入コストを抑えつつ業務の拡大に対応

ITmedia 「弥生販売 NE 06」が出荷されて2カ月あまりが経過しましたが、どのような企業が購買層になっていますか。

立堀 多くのクライアント数で使いたい、または複数倉庫管理をしたい、つまり業務の拡大に伴ってシステムを拡大したいと考えていた既存の弥生販売のお客様の中には、発売と同時に多数導入していただき、すでに稼働して導入効果が出ているケースもあります。新規のユーザー層としては、従業員数30名から300名規模で、拠点が複数あったり、倉庫が複数あったり、自社開発システムやオフコンからの乗り換えをするお客様が多いですね。

ITmedia  既存の弥生販売を利用しているユーザーは、「弥生販売 NE 06」に問題なく移行することはできますか。

立堀 従来の弥生販売からデータ移行するためのツールが付属しており、それを使用すれば、「弥生販売 NE 06」用にデータが変換されるので、簡単に移行できます。
 また、弥生販売以外のソフトウェア、例えば自社開発、あるいはオフコンで運用してきた販売管理システムの場合、テキスト・インポート機能を利用することで既存システムのデータを簡単に移行していただけます。

ITmedia 「弥生販売 NE 06」は、他社のネットワーク対応販売管理ソフトに比べ、どのような優位性がありますか。

立堀 弥生販売は、1つのパッケージで販売管理、仕入在庫管理に対応できるというのが大きな特徴であり、競合製品との違いになります。また、価格面においても、競合製品と比べ、お求めやすい価格ですので、導入コストを抑えつつ、多くのクライアント数で使えるという面で、お客様に喜ばれています。

ITmedia ネットワーク対応という製品の性格上、「弥生販売 NE 06」を導入する場合は、パートナー各社のシステムインテグレーションによる提供が中心になると思いますが、パートナー向けの施策を考えていますか。

立堀 販売管理ソフトというのは、パッケージの中だけでデータをクローズしていれば済むものではないと考えています。他の社内外システムとデータをやり取りすることが求められます。現在もインポート/エクスポート機能は用意されていますが、他のシステムとリアルタイムで人手を介さず連動したいというニーズもあり、データ連携用のインタフェースの必要性は認識しています。3月に出荷した現行バージョンには実装していませんが、API等のデータ連携用インタフェースの提供を予定しています。

「弥生販売 NE 06」をもっと知るには

ITmedia 本記事を読んで「弥生販売 NE 06」に興味を持った方もいることでしょう。情報はどこで入手すればよいのでしょうか。

立堀 「弥生導入相談会」として、当社のビジネスパートナーが主催するユーザー様向けのセミナーが随時開催されています。また、Webサイト上でも弥生 NE 製品の魅力について詳しく解説しています。詳しくは、弥生のホームページをご覧ください。

ITmedia 「弥生販売 NE 06」を取り扱いたいという販売会社も多くなりそうですね。

立堀 弥生シリーズはもともと、量販店市場を中心に展開してきました。しかし、「弥生販売 NE」「弥生会計 NE」といったネットワーク対応製品では、ビジネスパートナーの協力が必要になります。より多くの販売会社様、システムインテグレーター様に弥生シリーズを知っていただくために、当社では弥生NEシリーズの販売をご検討中の販売店様向けセミナーの開催を予定しています。
 また、弥生株式会社では、自社で運営するカスタマーセンターを持っており、弥生製品に精通した専任のサポートスタッフが常駐しています。新規のビジネスパートナーの方々は、弥生製品をよくご存じない場合も想定されますが、当社のサポートスタッフが使い方や操作方法をサポート契約ユーザー様へしっかりと支援しますので、ご安心ください。
 ぜひ、弥生ビジネスパートナープログラムに参加していただいて、弥生シリーズでビジネスを拡大していただきたいと思います。

パートナー様向け説明会:ネットワークで業務改善!「弥生 NE シリーズ早わかりセミナ−」

開催概要
日程  :6月22日(木)、7月4日(火)
会場  :六本木ヒルズ 森タワー49F 六本木アカデミーヒルズ49
参加料:無料
対象者:弥生 NE シリーズの販売をご検討いただいている、販売パートナー様、SIパートナー様


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提供:弥生株式会社
制作:ITmedia エンタープライズ編集部/掲載内容有効期限:2006年7月7日