Informatica+HP Integrityサーバが加速させる大規模データ統合データ統合が高める企業の競争力

情報を企業の競争力に変えるには、全社規模でデータを統合する必要がある。さまざまなシステムにデータが断片化して存在しているようでは、高まるコンプライアンスの要求を満たせないだけでなく、企業の成長を妨げる要因となる。Informatica®とHP Integrityサーバは、企業のデータ統合を加速させる。

» 2006年06月22日 00時00分 公開
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 企業の競争力として「情報」が挙げられるようになってから久しい。これまで企業は組織内に存在するさまざまなデータを競争力の源泉にしようと取り組んできたが、これらの取り組みは部門ごとに行われてきた傾向がある。そのため、企業が蓄積してきたデータは、CRMやSCM、ERPなどさまざまなアプリケーションにサイロ化され、断片的に存在することになった。

 このような状況は、企業の成長を妨げる要因となり始めた。資産として蓄積してきたはずのデータに企業レベルで付加価値を付け、機動的にビジネスに活用することができないからだ。日本でも企業の生き残りをかけた合従連衡が行われ、規模の経済を追及する動きが活発になっているが、部分最適化された企業同士の合併では、お互いの顧客基盤を生かした経営統合が図れるかには疑問がある。

 また、企業に対するコンプライアンス(法令順守)機運の高まりもデータの全社最適という流れを後押ししている。これは、取りも直さずトップマネジメントが企業のデータの流れを即座に把握できる体制を構築することを意味している。サイロ上に断片化されたデータとして存在しているようでは、企業はコンプライアンスの責任を果たすことすら難しいのが現状だ。

 企業成長、コンプライアンス――企業に課せられた2つの命題に対応するためには、企業内の「データ統合」を進めなければならない。断片化された顧客データやサプライチェーンのデータをインテグレーション(統合)し、全体最適によってデータを競争力へと変えることが、企業の情報システムに求められているのだ。

Informatica®の「PowerCenter®」が可能にするエンタープライズワイドのデータ統合

 データ統合のためのツールとしては、インフォマティカのミドルウェア「PowerCenter®」が日本でも市場シェア40%と幅広く活用されている。5月上旬に米国でリリースの始まった最新の「PowerCenter® 8」では、これまで以上に大規模なインテグレーションを可能にする機能拡張がなされており、データ統合ソフトウェアプラットフォームとして最適な製品へと進化している。既に米国では、6種類のレガシーシステムとCRMに断片化された顧客マスタのデータ統合に活用されるなど、多くの実績を上げているという。

photo インフォマティカ データ統合概念図

 企業レベルでの大規模なデータ統合を成功させるには、最適なハードウェアプラットフォームの慎重な選択をする必要がある。将来性を考えれば、プロプライエタリなハードウェアはもう選択の余地はないが、パフォーマンスと拡張性、柔軟性に優れた64ビット環境のオープンプラットフォームが必要となるのは間違いない。

パワフルで、柔軟、拡張性の高いHP Integrityサーバとのベストマッチ

 インフォマティカは、企業基幹システムなどでの64ビットプロセッサItanium®の普及に向けたグローバルアライアンス「Itanium® Solutions Alliance(ISA)」に発足当初から参加しており、Itanium® 2 プロセッサを基盤としたハードウェアプラットフォームと非常に高い親和性を可能にしている。

 特に、インテル® Itanium® 2 プロセッサを搭載した日本ヒューレット・パッカードのエンタープライズサーバ「HP Integrityサーバ」は、その柔軟性や拡張性、信頼性という点でもミッションクリティカルなデータ統合を行う最適なプラットフォームだと言える。もともとItanium®は、メインフレームの置き換えを狙い、インテルとHPが共同開発したプロセッサだ。これだけでもHPがいかにItanium®に投資しており、HP Integrityサーバが最適なプラットフォームであるかが分かる。

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 大規模なデータ統合に求められるパフォーマンスという点で、HP Integrityサーバが搭載するItanium® 2 プロセッサは非常に優れている。単に広大なアドレス空間を持つ64ビットプロセッサという特性だけではなく、1CPUサイクルあたりに複数の命令を同時処理するというEPIC(明示的並列処理)アーキテクチャを採用している。同じインテルの64ビットプロセッサであるインテル® Xeon® プロセッサに比べ、同クロック数でその性能差は2〜3倍だという。例えるなら、命令を一車線道路で処理するXeon®に対し、Itanium® は三車線道路で並列処理できる性能を備えているのだ。

 さらにコードネーム「Montecito」と呼ばれている次世代Itanium® 2 プロセッサでは、2つの演算回路を持つデュアルコアになることが表明されており、パフォーマンはさらに向上することになる。当然、HP Integrityサーバはいち早く対応する計画だ。

 柔軟性という点でも、HP Integrityサーバは優れた機能を備えている。HP-UX、Windows、Linuxという3種類のOSに対応しており、さまざまに異なる企業のシステム環境におけるデータ統合の要件に対応することができる。企業レベルの大規模な環境となれば、アプリケーションごとに異なるOSで動作していることは珍しくない。このようなデータ統合を行うには、対応OSの柔軟さは非常に重要な要素になる。

 また、HP Integrityサーバの最上位モデル「HP Integrity Superdome」は、最大128CPUの拡張性を備え、CPUリソースをハードウェアとソフトウェアのパーティション機能に代表されるHP-UXの仮想化テクノロジーによって、動的に再配分することが可能だ。このような機能を用いて、時間帯に応じて、CPUリソースの割り当てを変えながら処理を最適化できるメリットも大きいだろう。

 データ統合においては、深夜バッチで一気にデータの同期化を行うというケースが多く、そのデータが大量になればなるほど、早朝ぎりぎりまでバッチを走らせるタイトな作業にならざるを得ない。この深夜バッチに未使用の多くのCPUリソースを新たに割り当てられれば、余裕を持ったデータの同期化を行え、その余裕がシステムの安定性を増すことにもつながるからだ。実際、既に両社は有効性を検証するプロジェクトを走らせており、成果をあげている。


 企業が情報を真の競争力とするためには、全社規模でのデータ統合を行うメリットは非常に大きい。インフォマティカとHP Integrityサーバの組み合わせは、幅広い企業のデータ統合を支援するための最適な機能と性能を提供している。今後、企業のデータ統合を加速する上で最適なソリューションとなるに違いない。

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提供:インフォマティカ・ジャパン株式会社
制作:ITmedia エンタープライズ編集部/掲載内容有効期限:2006年7月21日