ファイルサーバを構築してみよう――まずは基本設定までWindows Server徹底活用(3/4 ページ)

» 2006年09月04日 00時00分 公開
[吉森ゆき/大神企画,ITmedia]

10.「フォルダパス」画面が開く(画面4)。ここでは、サーバのコンピュータ名を確認し、「フォルダパス」に共有フォルダの名前を入力する。エクスプローラを利用してフォルダをブラウズする場合は、「参照」をクリックする。入力したら「次へ」をクリックする。

フォルダパスの設定

11.入力したフォルダが存在しない場合は、「指定されたパスが見つかりません。作成しますか?」のメッセージが表示されるので「はい」ボタンをクリックする。

12.「名前、説明および設定」画面に移動する。「共有名」にはデフォルトで指定したフォルダ名が記述されている。ここでわかりやすい名前に変更してもかまわない。「説明」には、共有フォルダの使用方法に関する注意書きを記述する(空白のままでもよい)。「オフライン設定」の「変更」をクリックすると、共有フォルダをオフラインフォルダとして扱えるようになる。設定を終えたら、「次へ」をクリックする。

13.「アクセス許可」画面(画面5)に移動する。ここでは、共有フォルダ内にあるファイルについて、所有者以外のユーザーのアクセス権を設定する。デフォルトは「すべてのユーザーが読み取り専用のアクセスを持つ」になっているが、ファイルの管理を優先させる場合は「Administratorsがフルアクセスを持ち、ほかのユーザーは読み取り専用のアクセスを持つ」に設定する。

アクセス許可の設定

 また、ワークグループ内でコラボレーション作業を行うなど、1つのファイルを複数のユーザーが更新する場合は、「Administratorsがフルアクセスを持ち、ほかのユーザーは読み取りおよび書き込みのアクセスを持つ」に設定する。ユーザー単位の詳細な設定は、「共有フォルダ用のカスタマイズされたアクセス許可を使う」を選択し、「カスタマイズ」をクリックして「アクセス許可のカスタマイズ」画面で設定する。設定を終えたら「完了」ボタンをクリックする。

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