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» 2006年09月28日 10時00分 公開

「Symantec Backup Exec System Recovery 6.5」が可能にする効率的なシステム環境保護柔軟なリストア機能でビジネス活動を「バックアップ」

セクターベースのバックアップツールを代表する「Symantec Backup Exec System Recovery 6.5」。うまく使いこなすことによって、効率的なバックアップ/リストアを可能にし、システムのダウンタイムを短縮できる。その特徴を探ってみよう。

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 BESR 6.5 Symantec Backup Exec System Recovery 6.5

 ネットジャパンが扱う「Symantec Backup Exec System Recovery 6.5」(BESR 6.5)は、HDDまたはボリュームを丸ごとイメージングバックアップするツールだ。通常のバックアップがファイル単位でコピーを行うのに対し、HDD上のデータを直接扱うため、「セクターベースバックアップ」と呼ばれることもある。

 BESRはセクターベースのバックアップツールとして代表的な存在だが、名称そのものは新しい。PowerQuestが開発し、日本国内ではネットジャパンが扱っていた「Drive Image」というツールがその原型だ。

 定番製品として広く使われていたDrive Imageは、コールド状態のイメージングであったが、オンライン状態のイメージング製品「V2i Protector」と進化。さらにPowerQuestがSymantecの傘下に入ったことで「Symantec Live State Recovery」と名称を変更した。そして今回、SymantecとVeritas Softwareの統合により、Symantec Backup Exec System Recoveryとしてブランドを新たにした。

 こうした経緯もあって、ネットジャパンはBESR 6.5に関して十分な経験を持った販売元となっている。

リカバリマネジメントはできているか?

 通常のファイルベースのバックアップは、ユーザーが作成したデータファイルを保護することに重点を置いてきた。OSやアプリケーションは再インストールすれば済むので、バックアップは必要ない、という考え方に基づいて製品化されてきた。

 とはいえ、システムの破壊に直面し、実際にバックアップからシステムすべてのリストア作業を経験することは、一般のエンジニアにはあまりない。そのため、リストア作業がどれほど大変なものかは、なかなか実感できるものではない。「OSやアプリケーションは再インストールすればよい」とはいっても、実際には数時間〜数日を要する面倒な作業が待ち受けている。

 さらに、実際に利用しているコンピュータでは、環境や用途に応じてさまざまな設定を変更し、カスタマイズを加えて使いやすい環境を作り上げている。これらも含めて、すべてを完全に復元するとなると、復旧はかなり困難を極める。場合によっては元通りにできないということも起こる。

セクターベースバックアップが変えるWindowsリカバリの世界

 ファイルベースのバックアップツールは通常、テープデバイスなどとの組み合わせを想定しており、独自の形式のアーカイブを作成する。このため、バックアップした時点では正しくバックアップが作成されているのかどうかが分かりにくい。しかも、リストアのやり方はツールごとに異なるため、システムの復元には専門的な知識が必要になる。

BESR 6.5を使えばリカバリに掛かる時間は大幅に削減できる

 Windowsでは、レジストリに各種の設定が格納されているが、ファイルベースのバックアップ製品は通常、こうした情報はバックアップの対象にならない。ユーザーはリカバリ時にアプリケーションの情報や各種コンフィグレーションを再設定する作業が必要になる。

 セクターベースバックアップであれば、ディスクに記録された情報すべてがバックアップ対象となるため、このような情報もすべて保存している。システムの状態を完全に復旧でき、簡単かつリストア時間が短くてすむ点が、セクターベースバックアップのメリットだ。

 現在の市場では、コストパフォーマンスに優れたWindowsサーバの利用が拡大しており、リカバリが容易という特徴を持つセクターベースバックアップツールに対する需要は高まってきている。

仮想サーバにもリストアが可能なBESR 6.5

 セクターベースバックアップは、Drive Imageの時代から長く使われてきた技術だ。当初は、ディスクから直接データを読み出す都合上、DOSベースのツールとして実装されていた。このためWindowsシステムで利用する場合には、いったんリブートが必要になり、サーバのバックアップ用途としては制約があった。

 この制限を解消したのがV2i Protectorで、Windows上でシステムを停止することなくバックアップ・イメージを作成できるようになった。BESRではこの技術をそのまま引き継いでおり、システムバックアップのためにシステムを停止できないサーバでも、セクターベースのバックアップが可能だ。

 またBESR 6.5では、バックアップとして作成したイメージデータの復元先を自由に選択できるようになっている。

画面 シンプルに作業ができるBESR 6.5の管理コンソール

 セクターベースバックアップでは、システム構成をそのまま保存する。そのためリストアする際には、システムのハードウェア構成に密接に依存する。基本的には、バックアップしたハードウェアに対してしかリストアできないのである。しかし、BESR 6.5では、Windows PE(Preinstallation Environment)の独自の技術を活用することで、異なるハードウェアの物理サーバや、「VMware」などを利用して作成された仮想サーバに対するリストアが可能となっている。

 この機能を利用すると、ハードウェア故障などでサーバが利用できなくなったとしても、そのイメージを手持ちの余剰サーバや仮想サーバに復元しておいて、ひとまず運用を継続することができる。つまり、改めてハードウェアを用意するまでのタイムラグを回避することが可能になるのだ。

 同様に、遠隔地にあるサーバに対してリストアを行うこともできる。これは、サーバのハードウェア自体には損傷はないがソフトウェア環境だけが破壊されているという場合に有効な機能だ。ネットワークを介してサーバをリモートコントロールする「Symantec pcAnywhere」の技術との組み合わせで実現されている。

 このほか、ディスクイメージによるバックアップということから、常にボリューム単位でのバックアップ/リカバリしかできないように思われがちだが、BESR 6.5では、より柔軟な運用が可能となっている。

増分バックアップへの対応

 増分バックアップへの対応はその一例だ。全体のイメージをバックアップした後、そこから変更された部分だけを増分バックアップし、セットとして保存することができる。復元はセット単位で実行することで、常に最新のシステムイメージを復旧できる。この機能を使えば、日々のバックアップ作成を短時間で行うことができるので、こまめなバックアップが容易に行える。

 また、リストアの際にエクスプローラ風のインタフェースを介してイメージの内容を確認し、ファイル単位でデータを抽出することも可能だ。特定のファイルが破壊されたり、間違って削除してしまったような場合でも、システム全体の状態をイメージ作成時点に戻すのではなく、必要なファイルだけを取り出すことができるわけだ。これは、ファイルベースバックアップ製品のメリットをセクターベースバックアップでも取り入れた機能だといえる。

ファイルベースバックアップと補完し合い、効率的な運用を可能に

 ネットジャパンは、BESR 6.5以前のPowerQuest時代からセクターベースバックアップに関する経験を蓄積してきた。現在は、米SymantecのGold Partner(ゴールド・パートナー)であり付加価値再販業者(Value Added Reseller)という立場にある。当然、BESR 6.5に対しても、独自の付加サービスを提供している。

 その一例が、ネットジャパンオリジナルのシステム起動用CDのカスタマイズツールの提供だ。

 BESR 6.5では、Windows PEを使ってさまざまなハードウェア構成のシステムをブートし、リストアを行えるようにしている。ハードウェアが異なれば当然、対応するデバイスドライバが必要になる。Windows PE自体が標準で用意しているドライバで対応できる場合は問題ないが、そうでなければ別途ドライバを起動時に組み込む作業が必要となり、運用管理に相応の知識が求められる。

 しかし、あらかじめ必要なドライバを組み込んだ復旧専用の起動ディスクを作成しておけば、復旧時に特別な作業を行う必要はなくなる。同等のハードウェア構成のサーバを多数運用している企業などでは、あらかじめ起動ディスクを準備しておくことでトラブル時の作業を減らし、ミスを回避することができるわけだ。

 また、IBMのブレードサーバ向けの専用エディションとして「Symantec Backup Exec System Recovery IBM BladeCenter Edition」が用意されている。これはネットジャパンが独自に提供するものだ。

 従来のファイルベースバックアップ製品とセクターベースバックアップ製品は、実装する機能や使い方が異なる。競合するというよりは、むしろ補完的に利用することでさらに大きな価値を生むことができる。BESRが、Windows向けのファイルベースバックアップ製品として定評のある「Backup Exec」のファミリー製品と位置付けられたのもそのためだ。

ファイルベースのバックアップ製品「Symantec Backup Exec」とBESR 6.5を組み合わせれば、より効果的なバックアップ/リカバリを実現できる

 Backup Execでは、変更のあったファイルを監視し、随時バックアップするなど、ファイル単位での操作に優れている。一方、システム環境の変更はデータファイルの変更に比べて頻度が低いため、ファイルバックアップの対象にするにはコストが高くなる。システム環境をBESRでバックアップし、日々変更されるデータファイルはBackup Execで保護するという組み合わせを通じて、万全のデータ保護体制を効率よく構築することができるだろう。

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提供:株式会社ネットジャパン
制作:ITmedia エンタープライズ編集部/掲載内容有効期限:2006年10月27日