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» 2006年11月07日 00時00分 公開

運用上のリスクとTCOを大幅に削減するOracle On Demand

24時間365日止まることの許されないITシステムが当たり前になっている今日、運用管理に求められる手間やコストは増大する一方である。そうした中、日本オラクルは、企業システム内に存在するオラクル製品を対象にした運用管理サービス「Oracle On Demand」を提供している。同サービスについて、日本オラクル株式会社カスタマーサービス統括本部オンデマンド本部オンデマンド営業部部長、細川卓也氏にお話を伺った。

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アウトソースの利用で運用負荷を軽減

photo 日本オラクル株式会社 カスタマーサービス統括本部 オンデマンド本部 オンデマンド営業部 部長 細川卓也氏

ITmedia 日本オラクルが提供する「Oracle On Demand」は、どのようなサービスなのでしょうか?

細川氏 Oracle On Demandは、24時間365日、オラクル製品を管理するというサービスです。通常は、お客様自身がオラクル製品も含めたシステムの運用管理を行っていますが、ミッションクリティカルなシステムを維持するには、たいへんな労力が求められます。Oracle On Demandは、オラクル社内のデータベースのプロ、あるいはアプリケーションのプロがお客様のシステムを常時監視し、何か問題が起きそうな場合はそれを事前に予兆して対処するというサービスです。

 例えば、オラクル製品に緊急性の高いセキュリティパッチを適用するにしても、個々の企業にとって、専門家を配置し常にセキュリティ情報を確認しながら即座にパッチをあてるといった体制を維持し続けるということはなかなか難しいのが現状です。そうしたお客様の負荷を軽減するサービスがOracle On Demandです。

ITmedia 運用管理の負荷を軽減だけでなく、障害の発生を予測して事前に防止することもできるわけですね?

細川氏 実際にOracle On Demandを採用していただいているお客様の中には、それまで年間数件発生していたシステム障害がゼロになったという例もあります。ミッションクリティカル性の高い現在の企業システムでは、障害が発生してシステムが停止すると、企業は大きな損害を被ります。そうしたことを大幅に低減に出来るということで、とても価値の高いサービスとご評価を頂いています。

photo Oracle On Demand効果イメージ

ITmedia Oracle On Demandでは、どれだけの範囲で運用管理を行うのでしょうか?

細川氏 アプリケーションでは、お客様で作り込みをされている部分については対応出来ない部分もありますが、オラクル製品の標準機能についてはOracle On Demandの責任範囲になります。お客様のシステムは、30項目180パラメータ以上について設定を行い、監視させていただきます。設定したパラメータでしきい値を超えそうなとき、担当するオラクルのエンジニアが未然に対処します。

ITmedia オンラインでサービスを提供していますが、どのような仕組みになっているのですか?

細川氏 インターネットVPNを利用したセキュアな環境で、オラクルからお客様のサイトに接続し、Oracle Enterprise Managerを利用してシステムを監視します。24時間365日、Enterprise Managerのエージェント機能が監視しているので、何か問題があれば、もちろん何か問題が起こりそうな予兆のあるときにも、リアルタイムで迅速に対応すること が可能です。

人材確保の問題も解決するOracle On Demand

ITmedia 企業システムの担当者がアクセスするオラクル側の窓口は一本化されているのですか?

細川氏 Oracle On Demandでは、SDM(Service Delivery Manager=サービス統括責任者)がお客様との窓口を務めます。SDMは、お客様ごとに担当者が決まっており、お客様に対してどういう監視をしているか、どういう予防処置をとったかということを常に把握しています。そうしたオペレーションの結果は、月1回の報告会で報告します。また、お客様に対して、このリソースを追加したほうがよいのではといった提案もしています。

 報告会では、オラクルの持つ運用ノウハウを開示し、お客様が同じ目線でシステムを見られるように、またお客様のシステムの運用がお客様にとって決してブラックボックス的なものにならないように情報を提供する場と考えています。

ITmedia 通常のサポートサービスでは、専任の担当者をつけることはまれですが。

細川氏 確かに弊社でも通常のサポートでは、より多くのお客様に対応するためにそのときに利用可能なエンジニアをアサインし、専任の担当者を付けることはしません。Oracle On Demandでも実際に障害監視や運用管理、アップデートなどの作業を行うエンジニアは、24時間体制で交代しながら複数のお客様を担当しています。

 これは、エンジニアが必要になるタイミングが個々のお客様によって異なるので、効率的なオペレーションができるためです。ただし、Oracle On Demandでは、お客様の環境を熟知したSDMを専任でアサインし、作業を行うエンジニアを統括することで、個々のお客様に最適なサービスを提供できるように責任を持ちます。

ITmedia Oracle On Demandは、現時点でどのくらいの利用実績があるのですか?

細川氏 2006年5月末現在で国内45システムを監視しています。日本のお客様は、2003年にサービスを開始して以来、毎年に倍々で増えています。全世界では、1,000を超えるお客様にサービスを提供するまでになりました。Oracle On Demandは、オラクルの中でも最速の成長ビジネスなのです。

ITmedia Oracle On Demandを利用している企業からは、どんな声が届きますか?

細川氏 契約期間の1年が終わる時点で年次の報告を行いますが、該当するシステムが無くなるといった特別な理由を除きほとんどのお客様から継続契約を頂いています。大変リニューアル率の高いビジネスと言えます。これは障害がなくて当たり前といった予防処置的サービスとしては大変高い評価を頂いていると感じています。

ITmedia トータルの運用コストが下がったという声でしょうか?

細川氏 もちろん、それもあります。けれども、お客様の声で一番多いのは、ここまでの運用管理は自社では実現できなかったであろう、というものです。

 これはお客様において、近年ますます、24時間365日の運用管理の技術者を配置したり、データベースのような汎用的技術の専門家を社内に育成したりすることが難しくなってきているということを示していると感じています。ある程度のスキルを持った技術者であれば、運用管理だけでなく、開発に回す必要もあるでしょう。

 中小のお客様においては、社内にこれ以上の汎用的技術者を養成することを諦め、餅は餅屋的に、オラクルの運用管理はOracle On Demandに全面的にお任せいただいた例もあります。現在IT技術者の不足はどこでも大変深刻な問題でスキルを持った人材は多くの企業が欲しがりますので、転職されてしまうというリスクはありますからね。

パートナーとの協業による展開を検討

ITmedia オラクルはパートナービジネスが中心ですが、Oracle On Demandはユーザーのシステムをオラクルの技術者が直接監視するサービスになります。Oracle On Demandでは、パートナーを含めた施策も考えているのでしょうか?

細川氏 Oracle On Demandでも、パートナーと協業する予定を持っています。具体的には、SDMをパートナー企業の技術者に担当してもらうというものです。これは、2006年度内にはスタートしたいと考えています。

ITmedia 契約形態は、パートナーとユーザー企業が契約し、パートナーの後ろにオラクルがいることになるのですか?

細川氏 現状でも契約はパートナー経由ということが多いのですが、確かに技術的にはお客様に対して前面に出るというサービスです。ただ、特にデータベースのように 大変裾野の広いビジネスにおいては、オラクルがパートナー様の後ろで監視サービスの部分を担当し、パートナー様が前面でSDMを担当するというパターンも あると考えています。

 その場合、パートナーのビジネスによって形態は変わるかもしれません。SDMを置くだけでなく、何か付加サービスを追加してパッケージングして提供するような場合もあるでしょう。日本には多くの優秀なDB技術者を抱えるパートナーも多く、お客様のシステムの実態を考え、将来どのような 付加価値サービスが出てくるか大変楽しみです。

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