NECとトレンドマイクロの協業による検疫システムが稼働

» 2007年03月27日 14時49分 公開
[ITmedia]

 NECとトレンドマイクロは3月27日、2007年1月に開始した新パートナー制度「InfoCage WORKS」の成果第1弾として両社の協業による検疫システムが2007年4月2日から利用可能になることを発表した。

 具体的には、NECの不正接続検知アプライアンス「InterSec/NQ30b」とトレンドマイクロの法人向け総合セキュリティソフト「ウイルスバスター コーポレートエディション」が連携するツールを提供し、中小企業における検疫システムの導入と運用を助ける。この協業による効果も含め、NECでは「InterSec/NQ30b」を、昨年対比150%の売り上げ増加を見込んでいる。

 不正接続検知アプライアンス「InterSec/NQ30b」の利用には、あらかじめ管理ソフトウェア「WebSAM SecureVisor SiteManager」にクライアント端末のMACアドレスなどの情報を登録しておく必要がある。そのため、導入時の登録や端末に変更があった際には手動でこれらの情報を入力する作業が発生していた。今回開発された連携ツールは、「ウイルスバスター Corp.」の管理サーバが収集したクライアント情報を「WebSAM SecureVisor SiteManager」へ定期的に受け渡し、自動登録・変更を可能にする。

 「InfoCage WORKS」は、NECがシステム全体のセキュリティ強化を目指し、製品開発を軸にした協業をパートナー各社と進める新制度。本制度は、NECのセキュリティ製品「InfoCage」シリーズと各社の主力製品との相互補完関係を確立することで、「協調型セキュリティ」に基づく製品を顧客に提供するもので、トレンドマイクロをはじめ、アンチウイルス、ネットワークセキュリティなど各分野のパートナーが参画している。

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