日本ストラタステクノロジーは、第4世代無停止型サーバシリーズのハイエンドモデル「ftServer 6200システム」を発売した。NECとの共同開発製品の第1号機でもある。
日本ストラタステクノロジーは6月26日、フォールトトレラント無停止型サーバの新製品「ftServer 6200システム」を発売した。同製品は、NECと米Stratus Technologiesが2005年11月に提携の強化を発表してから市場に送り出される共同開発製品の第1号機で、第4世代無停止型サーバシリーズのハイエンドモデルとなる。
当初の予定から半年以上遅れてのリリースとなった共同開発製品の第1号機だが、スペック的には最新のCPUを採用した。CPUにはクアッドコア インテル Xeonプロセッサ(2.66GHz)を2基搭載、従来の上位機(ftServer 5700システム)の約3倍の処理性能を実現した。ftServerの特徴である各部品を二重化したDMR(dual modular redundant)構成はそのままで、リモートサポートを提供するためのVTM(Virtual Technician Module)も二重化されているのも従来通り。
内蔵ディスクはSAS/SATAディスクドライブを採用、最大1.5Tバイト(ミラー)構成が可能。メモリは最大24Gバイト(FB-DIMM)、I/Oスロットは、PCI-X(6スロット)またはPCI-Express(2スロット)、PCI-X(4スロット)から選択可能。
サポートOSはWindows Server 2003 Enterprise Edition R2で、2007年第3四半期中にRed Hat Enterprise Linux AS 4に対応予定。
価格は698万円(メモリ、ディスクは別途購入する必要あり)。ミッドレンジ、ローエンドモデルについては、2007年第3四半期中に出荷予定。
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