TKC、新たな財務会計システムのコンセプトを発表

TKCは、同社が地方公共団体向けに提供している財務会計システムの後継シリーズとして「TASK.NET財務会計システム」を開発、来年秋の販売を目指す。

» 2007年09月27日 15時11分 公開
[ITmedia]

 TKCは9月27日、同社が地方公共団体向けに提供している財務会計システムの後継シリーズとして「TASK.NET財務会計システム」を開発、来年秋の販売を目指す。

 同システムは、「戦略財務情報システム(FX2)」などで搭載している「経営戦略」レベルと「業績管理」レベルの機能を組み込むもの。従来、地方公共団体向けには「業務執行」レベルの効率化のみを支援するパッケージシステムが提供されていた。

 「業務執行」「経営戦略」「業績管理」レベルと言うと難しく聞こえるが、要は、法制度に完全準拠し、担当者が迷わず、迅速に正確なデータを作成でき(業務執行)、責任者は自身が担当している事業や部課ごとの予算の執行・支出状況を日々確認し、問題点は直ちに原因究明できるようにし(業績管理)、さらに、行政トップ(首長)は組織全体の動向を即座に把握し、戦略的な意思決定が行える(経営戦略)ようなシステムを提供するということ。

 また、地方公共団体において今後早急な対応が求められている「新地方公会計制度」に対応するほか、「地方公共団体の財政の健全化に関する法律(財政健全化法)」が求める4つの財政指標(実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率、将来負担比率)を作成、その結果から将来の見通し(年度末・翌年度・長期)をシミュレーションできる機能を備える。

 価格は月額10万円からとなる予定。

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