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» 2007年11月20日 10時00分 公開

ガリバーを駆逐するONStorのNASヘッド:“新”NAS市場の最右翼、ONStorが支持される理由

多くの企業で、ストレージに対するIT投資がますます積極的に行われている。NAS市場に対する投資を行う前に、既存のNAS製品が本当にあなたの企業のニーズを満たすものなのかは十分に検討すべきである。ここでは、新たな局面を迎えるNAS市場で注目のONStorを紹介しよう。

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失敗しないNAS構築 〜導入後に直面する5つの課題

構築が容易で便利なNAS。導入後に後悔しないためには、タイプ別にNASの特性を理解することが必要である。


 NASは構築が容易で便利な半面、構造的な制約があるために思うような構成にできないことがある。「ボトルネックの解消が難しい」「拡張時にシステム分割をせざるを得ない」など、使い込むほどに不満が出てくることもある。本資料では、現在主流のNASで、導入後に直面する可能性の高い5つの課題について説明するとともに、それらを回避することが可能なゲートウェイ型NASの特長を解説する。

 「NAS on SAN」を提唱するONStor社のゲートウェイ型NASは、SAN構成を取ることで複数のディスクアレイを複数のNASヘッドで共有し、卓越した拡張性と高可用性を実現可能にする。従来のNASの限界を突き破る新しいタイプのNAS構築の方法とは?

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 多くの企業で、ストレージに対するIT投資がますます積極的に行われている。定型/非定型を問わず、企業内のあらゆる情報がファイルという形で保存されるようになったことで生ずるデータ容量の増加への対応が一要素であるのは疑いようもないが、それ以外でも、テープからディスクへと変化したバックアップに対するマインドの変化、コンプライアンスへの対応、コストメリットが高いストレージ製品の登場なども要素として挙げられる。

 好調なストレージ市場の中でも、いわゆるNAS市場は、上述したようなニーズをうまく満たしていることもあり、同分野に対する企業のIT投資は、きわめて活発に行われている。

 NAS市場といえば、長らくEMCやNetwork Appliance(NetApp)といったガリバーがけん引してきた市場だ。これらストレージ専業ベンダーは、サーバベンダーが持つジレンマ――多くの場合、自社のサーバが導入される際にのみ自社のストレージを提案できる――を抱えることなく、ビジネスを拡大してきた。

 だが近年、この市場に変化が生じつつある。2000年10月に設立されたONStorが、このガリバーたちに勝負を挑みつつあるのだ。調査会社の米TheInfoProが2006年に行った調査によると、Fortune 1000社に入る150社以上を含む広範な企業で、現在実装している、または近い将来に導入を予定しているNASのトップ3は、EMCとNetApp、そしてONStorであった。この調査時はNASヘッド製品のみであったONStorは、その後NASヘッドとディスクアレイをパッケージングした「ONStor Pantera」をリリースしており、猛追の気配を感じさせる。

 設立は2000年12月、2006年3月には日本法人を設立している同社は、同11月に日本SGIと提携を発表、保守網などを整えた上で、2007年4月から積極的な販売活動を行っている。日本SGIはこれまでSANの分野で豊富な実績を持つが、今回のONStorとの提携により、SANとNASをカバーするソリューションを顧客に提供することになる。

 なぜ今顧客はEMCやNetAppではなく、ONStorを選択するのか。この謎を解明するためにONStorジャパン代表取締役社長の大久保清隆氏、および日本SGI営業推進統括本部データマネジメント・ソリューション推進オペレーション統括の杉山琢保氏に聞いた。

NAS市場の新たなる希望

ONStorジャパン株式会社 大久保氏 ONStorジャパン株式会社 大久保氏

 ONStorの強みについて触れる前に、昨今のNAS市場の動向について簡単に説明する。これまでNAS市場といえば、NFSプロトコルを用いたNASアプライアンスが扱われることが多かった。これが近年では、Windowsファイルサーバの統合、つまりCIFS/NFSの相互運用と、ストレージ部分の選択を可能にしたいなどの拡張性に対するニーズが顧客から寄せられており、新たなNAS市場を形成している。

 大久保氏は、前者を「旧来のNAS市場」、後者を「新しいNAS市場」と定義し、ONStorの主戦場は後者の市場であるとした上で、次のように話す。

 「旧来のNAS市場は、EMCやNetAppの独壇場でもあった。しかし、今日の市場からの声としては、Windowsファイルサーバの統合などの需要から、拡張性やストレージの選択を可能にするNASヘッドストレージ型を求める声が大きい。NetAppも販社の傾向を合わせて考えると、この新しい市場にはまだ十分に食い込んでいるとはいえない。ファイルサーバとディスクコントローラを独立させたNASゲートウェイ(NASヘッド)製品を扱うONStorのソリューションは、“NetAppと同等レベルのことができて、安くて、拡張性があるもの”という声にピタリとフィットする」(大久保氏)

Bodcat 1台のNASヘッドにそれぞれの用途ごとに6個のCPUを備えるBobcat。すべての処理を2個程度のCPUで処理する他社製品と比べると、安定したパフォーマンスを見せる

NASヘッド分離のメリット

 では、NASヘッドストレージ型の製品メリットについて考えていこう。多くの企業にとって、既存のNAS製品は、いざ拡張しようと思った段階で、ファイルサーバとディスクコントローラが独立していないことの弊害を思い知ることになる。

 「例えば、他社のミッドレンジ製品をディスクフル構成で導入した場合、多くの場合、ストレージの使用領域がいっぱいになる前にヘッド部分がサチって(飽和して)しまう。こうなると、顧客に残された手段としては、上位製品を新たに購入するか、NASの分割しかない」(杉山氏)――つまり、最小構成でスタートし、必要に応じて拡張、という顧客の願いは、必ずしも期待通りとならないということだ。

 NASヘッドとストレージが分離していることのメリットは、パフォーマンスが必要であればNASヘッドを、ストレージ容量が必要であればストレージ部分を追加していけることだ。従来は不可分であったこの2つが分かれていることは、顧客に選択肢をもたらしてくれる。

最小構成で導入しても、その後の変化に合わせて、NASヘット、ストレージを分離した形で拡張していけるのがONStorの特徴。ディスクもFC/SATA HDDを混在可能なため、ハイスペックな要求に答える用途はFC HDD、コスト重視や参照ディスクなどにSATA HDD、といった使い分けも容易だ

 ストレージ部分の追加についても、下記に示すように、多種のストレージを接続および保守まで可能となっており、多くの顧客のニーズを満たしている。ONStor本社の接続検証済みストレージは、約30種類。その保守についても、日本SGIとほかの販売代理店との連携により、ストレージの混在環境も保守するという体制を取っている。さらに付け加えるならば、FC/SATA HDDの混在環境であっても何ら問題ない。

ベンダー モデル
日立 ほぼすべてのモデル
富士通 Eternus 4000
IBM DS4000
EMC Clarixシリーズ
Sun ほぼすべてのモデル
Nexsan ほぼすべてのモデル
Infotrend ほぼすべてのモデル
Xyratex F5404
Dot Hill ほぼすべてのモデル
ONStorが日本市場で保守をコミットしている他社のストレージアレイ。大久保氏は「ここに挙げたベンダー以外とも交渉は進んでいる」と話し、今後HPやNECなどのストレージアレイがここに加わることも期待される

仮想サーバを前提とした自由度の高いアーキテクチャ

さらに、従来のNAS製品では、特定のディスクリソースとNASヘッドとの間に固定的な関連付けを設定する。上位製品への買い換えやNASの分割を行う場合、データとユーザーの移行作業が必要となり、これがシステム管理者にとっても苦痛となる。

 ONStor製品は、この面倒な運用管理を、同社独自の仮想サーバ(vServer)技術と、グローバルネームスペースを実装することで解消しているのも見逃せない。ONStor製品では、1台のNASヘッドに最大32の仮想サーバを稼働させることができ、それぞれに固有の名前、IPアドレス、認証が設定されるという仮想サーバを前提としたアーキテクチャとなっている。この仮想サーバは任意のNASヘッド間で自由に移動させることが可能なため、上述したような運用管理の手間は大幅に軽減される。

日本SGI株式会社 杉山氏 日本SGI株式会社 杉山氏

 コスト面、拡張性、運用面で既存のNASベンダーをしのぐ実力を持つONStorだが、後発のベンダーであるがゆえに、今後の課題の1つに、販社とのリレーション強化が挙げられよう。EMCやNetAppを担ぐ販社はすでに多く存在しており、顧客への提案を続けているが、杉山氏は次のように見ている。

 「提案時には、カタログスペックの議論が一人歩きし、『これだけ豊富な機能を備えているから』といった話をユーザーは聞くこともあるでしょう。しかし、それらの機能が実運用において使えるか、ということをユーザーは精査する必要があります」(杉山氏)

 多くの魅力的な機能が並んでいたとしても、実運用でそれが使えるかは別の話である。例えば、NASヘッドに高い負荷が掛かる処理――ウイルススキャンや監査ログなどの機能――は、本当に提案されたシステムでボトルネックとなることなく動作するのか。カタログからでは分からないこうした部分を注意深く見ていけば、今回述べてきたような既存のNAS製品が持つや、自分たちの考えるシステムに本当に既存のNAS製品がふさわしいのかについての答えが自然と出てくるだろう。

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失敗しないNAS構築 〜導入後に直面する5つの課題

構築が容易で便利なNAS。導入後に後悔しないためには、タイプ別にNASの特性を理解することが必要である。


 NASは構築が容易で便利な半面、構造的な制約があるために思うような構成にできないことがある。「ボトルネックの解消が難しい」「拡張時にシステム分割をせざるを得ない」など、使い込むほどに不満が出てくることもある。本資料では、現在主流のNASで、導入後に直面する可能性の高い5つの課題について説明するとともに、それらを回避することが可能なゲートウェイ型NASの特長を解説する。

 「NAS on SAN」を提唱するONStor社のゲートウェイ型NASは、SAN構成を取ることで複数のディスクアレイを複数のNASヘッドで共有し、卓越した拡張性と高可用性を実現可能にする。従来のNASの限界を突き破る新しいタイプのNAS構築の方法とは?

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提供:日本SGI株式会社
企画:アイティメディア営業本部/制作:ITmedia エンタープライズ編集部/掲載内容有効期限:2007年12月19日