早稲田大学とNTTが提携 情報通信分野の人材を育成

以前からも研究者間で技術交流があった早稲田大学とNTTは、情報通信分野における共同研究などで正式に包括協定を締結した。

» 2008年01月29日 13時08分 公開
[ITmedia]

 早稲田大学とNTTは1月28日、情報通信分野での産学連携にかかわる包括協定を結んだ。基礎・デバイス系技術、情報セキュリティなどの情報通信プラットホーム技術を中心に共同研究を進める。

 両者は従来から、ネットワークサービスや情報通信用デバイス技術などの共同研究を行っていたが、研究者同士の個人的な活動が主だった。このたびの提携により、双方の連携窓口を一元化し組織的に研究活動に取り組んでいく。

 同協定の運営は、双方の連携責任者、連携研究推進代表者などからなる「連携協議会」が担当する。ここでの議論を通して研究、開発、人材育成などに対する連携関係を構築する。

 研究活動では、新規テーマの検討段階から連携し共同プロジェクトを立ち上げる。研究者は各研究プロジェクトの目標やスケジュールを策定する。連携協議会は双方の研究者の協働が促進される環境を設定し、定期的に進捗状況と計画を確認する。

 インターンシップによる人的交流、研究者の技術交流など、相互補完的な教育や人材育成活動にも取り組む。

 当初は、サービスのスケーラビリティやユーザビリティを考慮した認証認可技術や、ダイヤモンドを用いた高周波・高出力電子デバイスについての共同研究を進めていく。

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