国内データセンターの消費電力量は2012年までに2倍増 省エネ対策が課題に

ミック経済研究所は、データセンター市場の消費電力についての調査結果を発表した。

» 2008年05月08日 17時15分 公開
[大屋れい子,ITmedia]

 ミック経済研究所は5月7日、データセンター市場の消費電力の実態について調査した結果を発表した。これによると、2007年度の国内データセンター市場は1兆1600億円だった。今後も年率7パーセント程度の伸び率で推移し、2012年度には1兆6300億円に達するという。それに伴って、国内データセンターの消費電力量は、2012年までに2倍近くに増加するとしている。

 背景には、中堅データセンター企業の事業拡大による消費量増加、データセンターの需要を見据えた活発な設備投資がある。

 企業は省エネ対策の必要性に迫られており、IBMやインテル、AMDなどは、データセンター全体の消費電力削減を目指した非営利団体、グリーングリッドを設立した。現在約120の企業、団体が参加している。

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