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» 2015年07月27日 08時00分 公開

高校生も選出、日本の未来を担う7人の“スーパークリエイター” (3/5)

[池田憲弘,ITmedia]

憧れの“顔”に近づくためのメイクの方法、教えます――「YUMEKA」

photo 筑波大学大学院システム情報工学研究科 知能機能システム専攻4年 神武里奈氏

 「メイクって何だか苦手」という人に向けたiOSアプリが2015年秋に登場する。筑波大学大学院システム情報工学研究科の神武里奈氏が開発した「YUMEKA」だ。

 ユーザーの顔画像を入力し、アイドルなど自分の“なりたい顔”の画像を入力すると、なりたい顔に近いメイクを施したシミュレーション画像が出力される。さらに、シミュレーション通りの顔になるためのメイク手法のほか、インターネット通販サイト「楽天市場」のAPIから化粧品情報を取得し、製品画像の分析結果に基づいた化粧品も推薦してくれる。

 神武氏自身もメイクに自信がなかったそうで、「メイクの下手な子でも雰囲気が作れるアプリを作りたかった」(神武氏)。彼女自身も実際にYUMEKAを使って化粧品を購入したという。ファンデーション、アイシャドウ、チーク、リップなど約2000種類の商品を登録しており、現在はより多くの商品を登録するためのプログラムを実装しているそうだ。

photophoto YUMEKAでカラーメイクを推薦する画面(左)。神武氏自身も実際にYUMEKAを使って化粧品を購入したという(右)

どんな3Dキャラクターにも対応できる衣装転写システム

photo 早稲田大学 先進理工学研究科 物理学及応用物理学専攻 博士後期課程 斎藤隼介氏

 VRや3Dキャラクターの普及に伴い、3Dの衣装データにも新たなイノベーションが起こりつつある。早稲田大学 先進理工学研究科に通う斎藤隼介氏が開発したのは、任意の3Dキャラクターに衣装を転写できる新システムだ。

 従来は、同じ衣装デザインであってもキャラクターごとに衣装を作らなければならなかったが、このシステムを利用すれば、キャラクターの「頭」「腕」「胴体」といった対応ポイントを設定するだけで、二足歩行の人間から、四足歩行の動物という身体の形状が異なる3Dキャラクターまで、簡単に衣装転写ができるようになる。

 システムを作るヒントとなったのは子供服の縫製だった。「子供服を作るときは専用の型紙を作らなくてはいけない。単に大人の服を縮小すればよいという問題ではなく、体に応じて自動で服が変わればいいと思った」(斎藤氏)。

 体に応じて自動で服の形が調整されることで、デザインが楽になるため「クリエイティビティが高まるなど、デザインのパラダイムが変わる可能性がある」と斎藤氏は語る。今後はデザイン作成を支援するプログラムやアルゴリズムを作る予定という。

photophoto 今後、この衣装転写システムを応用すれば、3Dプリンタによる着せ替えデータ作成(左)や、型紙形成でのオーダーメイドができるようになる可能性がある(右)

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