1つになっていく――Windows 10を愛したくなる理由

あなたの周りにWindowsがいくつあるだろうか。あまり身近で気にしなかったかもしれない。でも、Windows 10はそれを気付かせてくれるだろう。Windows 10を愛したくなる、その理由とは――。

» 2015年12月07日 10時00分 公開
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 自宅で、会社で、出先でPCを立ち上げると、まず目に映るのはWindowsの見慣れた画面だ。そして、しばらく一緒の時間を過ごしていく。それも毎日だ。ところが、7月29日に「Windows 10」という新しいWindowsに出会い、これまでの日常とはどこか違う新しさ感じる。

 その理由がとても気になり、日本マイクロソフト Windows本部 Windows コマーシャルグループ エグゼクティブプロダクトマネージャーの石田圭志氏に答えを求めた。同氏の説明を受けて分かったのは、Windows 10が今までWindows以上に愛したくなる存在になったということだ。

“One Windows” Windowsが1つになる

 改めて自宅を見回すと、PCは新しいモノ好きの性分から最新のWindows 10になった。タブレットはWindows 8.1だ。昔はWindows Mobileのスマホも使っていた。オフィスの自分のPCはWindows 7。上司や同僚たちのPCもWindows 7だ。そういえば、近くのお店のレジでもWindowsを見かけた。自分の周りに、こんなにもたくさんのWindowsがあったのかと気付かされる。

Windows 10 日本マイクロソフトWindows本部 Windows コマーシャルグループ エグゼクティブプロダクトマネージャー 石田圭志氏

 まず石田氏にそのことを聞くと、こう答えてくれた。

 「以前ならWindowsのメジャーアップデートは基本的に約3年に1回でした。でも、いまはモバイルやクラウドが身近になってきましたし、一方でセキュリティの危険性も複雑になっています。IT環境の変化のスピードが著しいですよね。ユーザーは常に新しいことを実現したいと考えています。それなのにOSが変わるのが3年おきでは遅いでしょう。IT環境が常に変わるように、Windowsも変化し続けるOSに生まれ変わったのです」

 いままでは姿の異なるWindowsがいろいろなデバイスの中に存在していた。しかし、デバイスが違ってもWindowsが同じなら何かと便利なように思える。Microsoftも時間をかけてWindowsを1つにしようと挑戦してきたという。その集大成がWindows 10というわけだ。

 1つのWindowsでどんなデバイスも使える――Windowsを愛したくなった理由が、Windows 10でMicrosoftの掲げた“One Windows”というコンセプトへの共感だった。何となく理由は見えてきた。でも、Windows 10を愛するにはもっと深く知ってみたい。

Windows 10 Windows 10はこれまでのWindowsの集大成であり、新時代を切り拓くものだ

OSは1つでも、愛したくなるポイントはいくつも

 それでは、Windows 10のどこに深く愛すべき魅力が存在するのか。石田氏が語るには、「自然に多くのことができる」「革新的なデバイスを使える」「セキュリティの脅威を気にすることなく」「継続的な革新」の4つだという。その1つ1つを確かめることから始めたい。

 自然に多くのことができる――聞いただけではピンと来ないが、まず挙げられるのは、スタートメニューだそうだ。Window 10には使い慣れたスタートメニューが帰ってきた(?)。オフィスのPCはWindows 7で自宅のPCはWindows 10だけど、特に違和感もなく普通に使っている。これが“自然に”ということのようだ。

 “多くのこと”も、特に仕事中はプレゼン作りやインターネットの情報収集や、いろんな作業をしていて、たくさんのウィンドウを開いている。Windows 7はタブからプレビューで確認したり、画面を2分割したりできるけど、やや物足りない。それがWindows 10では画面を4分割したり、複数のデスクトップを作成したりできるようになった。取材後に自宅のPCで試してみると、確かに便利だった。せっかくWindows 10にしたのに、気が付かなかったとは……。

 Windows 10には「Microsoft Edge」という新しいWebブラウザが加わり、これも使ってみると相当に速い。情報収集はラクになったが、恥ずかしながら取材までは閲覧専用だった。石田氏が教えてくれたのはMicrosoft Edgeの「Web手書き入力」という機能。Webページに書き込めるというので使ってみると、「これはメモしておきたい」ということがその場で簡単にできるようになった。また、共有機能を使えばメモした内容をすぐにメールなどで共有することもできる。

 さらには、11月にWindows 10のメジャーアップデートが初めて登場し、日本語で話しかけても使えるパーソナルアシスタントの「Cortata」が加わったという。文字や声で入力すると、知りたいことや探したい情報を調べてくれる。デモを見せてもらったが、なんと「ジョークを言って!」とムチャぶりしたら、「イキですねー!」「帰りです!」とノリツッコミを披露したのだ。

 これは愛嬌だろうが、日本語で会話できるCortataは初登場にも関わらず、既にユーザーの期待に応えてくれそうな可能性を感じる。パーソナルアシスタントとは、いうなれば個人秘書だ。スケジューラーを起動するのもおっくうなほど忙しい時に、話かけるだけで答えてくれるのはありがたい。使えば使うほど“成長”するそうで、仕事の効率化を助けてくれる存在になりそうだ。

Windows 10 プライベートに、仕事に――Windows 10がユーザーに提供してくれる魅力は計りしれない

 革新的なデバイスを使える――既にPCやタブレットに、スマホまである。これ以上は何が必要なのだろうか……。石田氏によれば、“One Windows”である意味の1つがここにある。デバイスが違っても同じOSなら、アプリやデータも同じように使えるのが魅力だとは述べた。そうであれば、デバイスの使い方も自然と広がっていくはずだ。

 今あるPCやタブレット、スマホは、所有形態として共用することはあっても、操作中は基本的に1人だ。それが大画面を備えた「Surface Hub」という新しいデバイスを使えば、会議で複数のユーザーが共同作業し、その情報を簡単に共有できる。

Surface Hub Surface Hub

 逆に小さいデバイスでもWindows 10を搭載したスマホなら、「Continuum for Phone」という機能を使って、スマホをHDMIでディスプレイにつなぐとPCと同じようにディスプレイ上で操作ができる。マウスやキーボードをつなげてExcelやPowerPointを起動すれば、PCと全く同じ作業をスマホとディスプレイで実現できるというわけだ。Windows 10スマホが1台あれば、出張でPCを持ち歩かなくて済むかもしれないし、どこでも会議ができそうだ。Windows 10のデバイスを駆使すれば仕事がラク(?)に、効率的になるのはどうやら間違いない。

Continuum for Phone Continuum for Phone

 セキュリティの脅威を気にすることなく――「未知のウイルスに感染!」「ノートPCの置き忘れで情報漏えい!」。こんな見出しのニュースを毎日見ている。自分の身に起きたらやはり怖いし、自宅でもオフィスでもパスワードロックやセキュリティソフトを使っている。だが、どこか不安を抱えたままでは正直シンドイ。Windows 10ではそんな不安を解決してくれるかもしれない新たなセキュリティ機能がいくつも加わったという。

 その1つが「Windows Hello」という認証機能だ。テレビCMで「パスワードのいらない世界」というメッセージを見たが、Windows Helloはパスワードを使わず、自分の顔や指紋などのログオンなどができる生体認証をサポートしている。試しに Surface Pro 4 で自分の顔でログオンするようにしてみたところ、PCの前に座った瞬間にロック画面からデスクトップ画面になった。「あれ?」という例えしかできないが、それほど自然で一瞬の出来事に驚く。

 企業のように複雑なパスワードを設定し、それを定期的に変更することが求められる環境では、結果としてユーザーが覚えきれずに付箋へメモをしたパスワードが漏えいするなどのセキュリティ事故も起きてしまうが、Windows Helloを使えば回避できるだろう。

 もう1つのウイルス感染を防ぐ「Device Guard」は、信頼されたアプリケーションだけを実行するという。未知のウイルスの中には、よく使われるアプリケーションになりすますものがあると聞くが、どこかに怪しい部分が存在するらしく、Device Guardが怪しげなアプリケーションをブロックする。もちろんセキュリティソフトもユーザーを守ってくれるが、Windowsでも守ってくれることで得られる二重の安心は頼もしい限りだ。また、企業データと個人データを分離して企業のデータ保護を支援するEnterprise Data Protectionという機能も近日中にWindows Insider Program向けに提供される予定だ。

Security OSレベルの安全性が一段と向上した!

継続的に革新する“Windows as a Service”

 4つ目は冒頭で石田氏が「Windowsも変化し続けるOSに生まれ変わったのです」と述べた点であり、Windows 10の大きな魅力になる。継続的に革新していくことを「Windows as a Service(WaaS=サービスになったWindows)」とも呼び、今では身近になったSaaS(Software as a Service)のように、Windowsも新しい機能や改善がサービスとして常に提供される仕組みに生まれ変わったのだ。

Window 10 Window 10における大きな変化が「Windows as a Service」という新しい世界だ

 例えば、以前のWindowsのメジャーアップデートは3年に1回だった。初めてWindows 10が登場したのは2015年7月29日だが、約3カ月後の11月12日にメジャーアップデートが行われている。この時に上述した日本語対応のCortanaなどが加わったが、以前のWindowsだったら3年ほど待たないと利用できなかったわけだ。しかも以前は新しいPCを買うか、DVDのパッケージを買ってインストールしないと、新しい機能が使えなかった……。

 メジャーアップデートの間隔が3年から3カ月へという大幅な短縮ぶりには驚くばかりだが、これが“サービス”という形に生まれ変わった姿の1つだ。新しい機能が常に加わっていくのは非常に魅力的に感じる。多くのユーザーにとっても大いに魅力的だろう。

 もちろん“常に変わる”ことに「ちょっと待ってほしい」というユーザーもいる。特に企業や組織では管理者が強く感じるかもしれない。だからといって全く変わらないままでは、Windows 10の新しい魅力を存分に享受してビジネスを伸ばすライバル企業に遅れをとってしまうし、猛威が増すばかりのセキュリティ上の危険性も防ぐことが難しくなるだろう。

 Windows 10ではユーザーがその変化に合わせていける方法として、アップデートを適用していくタイミングに応じた「最新化モデル(Current Branch(CB))」「企業向け最新化モデル(Current Branch for Business(CBB))」「固定化モデル(Long Term Servicing Branch(LTSB))」といったサービシングモデルを採用している。

 その変化を印象付けたのが、11月にリリースされたWindows 10初のアップデートだ。ここでは特に企業ユーザー向けの新機能として、上述のサービシングモデルに基づくアップデートを管理していく「Windows Update for Business」と、企業内でアプリの配信・管理を行うことができるの「企業向け Windows ストア」が登場した。


 石田氏の説明を受けて、生まれ変わったWindowsを愛したくなる理由がだいぶ見えてきた。自宅のPCはもうWindows 10だ。いますぐにでも愛せるだろう。オフィスのPCもできれば早いうちに愛せるようになってほしい――いまのWindows 7だって、約4年でサポートが終わってしまうのだから……。

 ところで、「Windowsを愛したくなる」というのはこちらの一方的な想いなのだろうか。

 「『必要だからWindowsを使う』ということもあったでしょう。それよりも、『使いたくなるWindows』の方がもっと使っていただける。Windows 10がユーザーの皆さまに愛され、選ばれるOSになってほしいというのが私たちの想いなのです」(石田氏)

 相思相愛だった――Windows 10の新しい魅力で、そんな関係が世の中にどんどん広がっていってほしい。個人はもちろん、オフィスでも積極的に検証や導入を検討しいただきたいと思っている。

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