イメージバックアップソフト「Arcserve UDP」と12テラバイトのディスクを搭載するアプライアンスを発表した。
バックアップ製品メーカーのArcserve Japanは1月12日、中規模環境向けのバックアップアプライアンス製品「Arcserve Unified Data Protection 7300 Appliance」を発表した。2月初旬に出荷を開始する。
新製品は、イメージバックアップソフト「Arcserve Unified Data Protection」(Arcserve UDP)と12テラバイトのディスクを内蔵するバックアップ専用のサーバ。WindowsやLinuxの物理マシンと仮想マシンを台数無制限でバックアップ/レプリケーション(複製)できるライセンスが特徴。ハードウェアのオンサイト修理を含む5年間のメンテンスサービスも提供する。
Arcserve UDPは2014年に発売され、データの重複排除や増分バックアップなどの機能により、短時間でデータを継続的に保護できるという。従来はハードウェアを別途調達してソフトをインストールする必要があったものの、アプライアンス化によって不要になることから、バックアップのための環境構築や運用の手間が大幅に緩和される。
利用開始後に12テラバイトの内蔵ディスク容量を超えても、アプライアンスをもう1台追加するだけで増強できる。オプションの増設カードを利用すれば、アーカイブデータをNASやテープなどのメディアに移動可能だ。製品価格は340万円で、ソフトやハードを個別に組み合わせて購入するよりも200万円ほど安価だという。
同製品を担当する営業統括部パートナーアカウントマネージャの中田皓介氏によれば、サーバの仮想化・統合や遠隔地へのバックアップに伴う手段に最適だと説明している。
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