同一消費電力で200倍のデータ分析性能、日立と東大生研が超省エネルギー型データベースエンジンを開発

日立と東大生研は、超省エネルギー型のビッグデータ基盤の実現に向けた主要技術を共同で開発した。データベースエンジンの処理方式を抜本的に変更し、同一消費電力で従来に比べて200倍を超えるデータ分析処理を可能にした。

» 2021年09月03日 07時15分 公開
[ITmedia]

この記事は会員限定です。会員登録すると全てご覧いただけます。

 日立製作所(以下、日立)と東京大学の生産技術研究所(以下、東大生研)は2021年9月2日、超省エネルギー型のビッグデータ基盤の実現に向けた主要技術を共同で開発したと発表した。データベースエンジンの処理方式を抜本的に変更し、同一消費電力で従来の200倍を超えるデータ分析処理を可能にしたとしている。

日立と東大生研が共同開発 電力消費を「最適化」する複数の技術とは

 日立と東大生研が開発した技術は、電力消費を精密に制御する手法を採用した。データベースエンジンの中でアクセスされていないストレージ領域の電源を切り、必要なときに遅延なくアクセスできるようにする。消費電力を抑えることで、二酸化炭素の排出量削減にも貢献するという。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ