Windows11への移行をチャンスととらえ、本当の意味での新しい働き方を実践する変化を前向きに受け止め、DXを進めるチャンスに

Windows 11への移行は、単なるOSのアップグレードやPCのリプレースではなく、近年主流になってきたハイブリッドワークに適したPCを導入し、それに合ったPCの運用やセキュリティ対策を取り入れる重要な機会だ。そのための秘訣をプロに聞いた。

» 2023年08月18日 10時00分 公開
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デル・テクノロジーズ 森嶋修平氏

 「Windows 10」のサポートが2025年10月14日に終了する。「Windows 11」への移行は、「きちんとPCをリプレースできるか、あるいはOSをアップデートできるか」といったことに焦点が当たりがちだ。しかし、デル・テクノロジーズの森嶋修平氏(サービスビジネス営業統括本部 ワークフォース シニア ソリューション プリンシパル)は「単にWindows 11に移行するだけではもったいないと思います。Windows 11への移行を、これまでの課題を解消する機会にしてほしいですね」と語る。

 同氏によれば、Windows 11への移行は近年主流になってきたハイブリッドワークに適したPCを導入し、それに合ったPCの運用やセキュリティ対策を取り入れる重要な機会だという。

 これを支援するのが、デル・テクノロジーズのWindows 11移行支援サービスと「Microsoft 365」を軸にしたセキュリティ対策の支援サービスだ。

ノウハウを持つプロが参加 “気付き”を得るためのワークショップ

デル・テクノロジーズ 若林氏

 デル・テクノロジーズの若林氏(サービスビジネス営業統括本部 コンサルティング ソリューション プリンパル)は、同社の「Windows 11設計支援サービス」の活用を勧める。これは「Windows 11 機能活用ワークショップ」「Windows 11 機能検証支援サービス」「Windows 11 OS設計支援サービス」で構成されている。

図1 Windows 11設計支援サービス(出典:デル・テクノロジーズの提供資料)

 「『Windows 10からWindows 11への移行検討に際して、Windows 11ではどのような機能が追加・拡張されたのか、自社にどの機能が必要なのかが分かりにくい』という声をお客さまからいただきます。Windows 11 機能活用ワークショップではデル・テクノロジーズのエンジニアがWindows 11の機能やWindows 10との比較について説明し、お客さまが求めているPC利用環境に合わせた活用方法を提案します。Windows 11 機能活用ワークショップは1社ごとの個別開催となるので、他社の参加者がいる場では話しづらい課題やよりお客さまの環境に沿った内容も相談できます」(若林氏)

 Windows 11 機能検証支援サービスでは、利用している業務アプリケーションがWindows 11移行後も動作するかどうかを中心に、実装方法に関する評価を支援する。ハイブリッドワークを意識してWindows 11に新たに追加された機能が業務アプリケーションに対応しているかどうか、セキュリティ基準を満たしているかどうかを検証する。

 ここで重要なのは、デル・テクノロジーズが考えるベストプラクティスをそのまま提案するわけではないという点だ。森嶋氏はサービスのポイントとして「気付き」を挙げる。

 「お客さまの声に耳を傾けて、一緒に要件を決めるというスタンスです。一度決めた設定をそのまま何となく続けていくのではなく、課題や新しいテクノロジーに向き合い、最適化するためのきっかけとしてご活用いただきたいと考えています」(森嶋氏)

 森嶋氏によれば、Windows 10からWindows 11への移行はアプリケーションのWeb化などにより互換性の問題が比較的少ないという。しかし、かつてのWindows 7や8から10に移行する際の手法を踏襲するのではなく、新しい働き方を見据えて必要のない機能の棚卸しや、目的を満たすための機能の精査などをベンダーとユーザーが一緒に考える――。それこそがデル・テクノロジーズの狙いだ。

 Windows 11には多くのセキュリティ機能が用意されている。「これまでアンチウイルスソフトをはじめとするサードパーティー製のソリューションを利用してきた企業もセキュリティ対策を再考する余地があります」とデル・テクノロジーズは提案する。

 利用してきたセキュリティソリューションをWindows 11の標準機能に置き換えられればシステム構成がシンプルになり、運用負荷とライセンスコストも下がる。

 「Windows 11の機能を有効活用することで、リソースやコストを削減し、その分をDXに向けた攻めのIT投資などに回すこともできます。運用負荷を下げることによって情報システム部門自体の働き方改革を実現することも重要です」(森嶋氏)

Windows 11とMicrosoft 365で手に入れられるセキュリティ面の優位性(アセスメントサービス)

 ハイブリッドワークに移行する企業が増えて、働く場所がオフィスの外に広がる今、セキュリティ対策の見直しが求められている。デル・テクノロジーズはMicrosoft 365の活用を支援する2つのサービスを通じて、守るべき情報資産にアクセスするものは全て信用しない「ゼロトラスト」に基づいたセキュリティ対策の実現を図る。

 その一つが「Microsoft 365 セキュリティアセスメントサービス」だ。若林氏はMicrosoft 365を導入している企業の多くがその機能を十分に活用できていないと指摘する。

 「Microsoft 365にはさまざまな機能が搭載されていますが、その全貌を把握しているユーザーは少ないのではないでしょうか。セキュリティアセスメントサービスでは活用し切れていない機能にスポットライトを当てます」(若林氏)

図2 セキュリティ対策で押さえるべき3つの要素(出典:デル・テクノロジーズの提供資料)

 「デバイスが『どのように』利用されるか、そのデバイスを『誰が』使ってどのような業務を行うか、『誰が』『どのデバイス』を利用してアプリケーションやデータにアクセスするか――。この3つのプロセスそれぞれに適切な対策を実施するためのお手伝いをします」(森嶋氏)

デル・テクノロジーズ 園部敬二氏

 デル・テクノロジーズの園部敬二氏(サービスビジネス営業統括本部 ワークフォース ソリューション プリンシパル)もPCを「企業が守るべきデータにアクセスするインタフェース」と定義した上で、「『誰が、どこで、どの端末で、どのアプリケーションで、どのデータにアクセスしているか』を把握できれば、サイバー攻撃のみならず内部不正からもデータを守れます」と続ける。

 もう一つの「Microsoft 365で実現するセキュリティ強化のための評価支援サービス」もゼロトラストセキュリティを実現するための助けとなる。これは「Microsoft 365 セキュリティアセスメントサービス」からさらに踏み込んでMicrosoft 365のセキュリティ機能のPoC(概念実証)を実施するサービスだ。

 「『実際に使ってみたらイメージと違った』というのは起こり得ることです。お客さまの環境で実際に動かした上で機能を評価します」(若林氏)

 Microsoft 365 セキュリティアセスメントサービスを受けてセキュリティ対策計画を立案した企業が、Microsoft 365で実現するセキュリティ強化のための評価支援サービスを受けてPoCを実施する例も多いという。これらのサービスは、Microsoft 365を導入済みの企業により一層の活用を促したり、Microsoft 365を中心にセキュリティ対策を見直したりするためのものだ。

PCメーカーがサービスを提供する意義とは

 デル・テクノロジーズが提供するサービスを通じてWindows 11やMicrosoft 365の機能を再評価した結果、これまで別のソリューションを使っていた部分が標準機能でカバーできることに気付く企業は多いという。

 「われわれはPCベンダーですが、中立的な立場でワークショップを開催したりコンサルティングサービスを提供したりしています。お客さまの環境を基にPCの運用やセキュリティに関するニーズをヒアリングすることで本当に必要な機能や設定が分かり、運用全体がシンプルになります。ワークショップやコンサルティングサービスで当社のエンジニアと会話する中でお客さまのスキルが高まり、新たな『気付き』を見付け、さらなる改善につながります。これがわれわれの考えるサービスのアプローチです」(園部氏)

 今回紹介したWindows 11およびMicrosoft 365に関するサービスは、デル・テクノロジーズの「ライフサイクルマネジメントを全方位的にカバーするサービス」の中で提供される。これらのサービスは、デバイスの導入計画を立案してPCを選定する「計画フェーズ」、PCをユーザーに展開する「導入フェーズ」、保守・運用を代行する「運用フェーズ」、不要になったPCを回収して再資源化する「リサイクルフェーズ」の各フェーズで複数のサービスを展開している。サービスは単体、または組み合わせて利用できる。

 最後に園部氏は、PCメーカーであるデル・テクノロジーズがサービスを提供する意義について語った。

 「われわれはPCの調達からリサイクルまで一貫してサービスを提供します。Windows 11への移行をきっかけに、PC管理や運用、セキュリティ対策を見直すことでIT投資の最適化を実現していただきたい。保守や運用などアウトソーシングできる領域は委託することで情報システム部門の負担が軽減され、お客さまはDXなどを進める仕事に一層集中していただけます」(園部氏)

 Windows 10のサポート終了を見据え、多くの企業が新しいPCへの置き換えを検討している。これまでのPC運用管理の課題の解決と新しい働き方への移行を同時に実現するために、PCの調達を含めたライフサイクル全体最適の支援をデル・テクノロジーズに依頼してみてはいかがだろうか。なお、2023年10月13日に開催されるデル・テクノロジーズの年次イベント「Dell Technologies Forum 2023」では、事例セッションや展示を通して同サービスついての詳しい紹介がある予定だ。こちらもぜひ参加してみてほしい。

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提供:デル・テクノロジーズ株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia エンタープライズ編集部/掲載内容有効期限:2023年9月13日