春の人事異動でDX推進室長に抜擢されたものの、「DXって正直何をしたらいいか分からないんだよなぁ」とぼやく主人公。幸運にも松尾豊先生(東京大学大学院教授)からアドバイスをもらえることになったが、さっそく松尾先生の口から聞き慣れない言葉が出てきて……?
「DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進しているが、なかなか成果が出ない」──そんな悩みを抱える中堅・中小企業は多いのでは。「何から取り組んだらよいのか迷っている」「そもそもDXに取り組む意義が分からない」という場合もあるかもしれません。
本記事はSBクリエイティブ刊『マンガでわかるDX』(小峰弘雅、岡田陽介、柴山吉報 著、松尾豊 監修、漫画:おうみ)からDXで成果を出すためのポイントを紹介します。
春の人事異動でDX推進室長に抜擢(ばってき)された主人公・石動浩。就任してはみたものの、成果が上がらず苦しむ毎日を送っています。
そんな折、幸運にも松尾豊先生(東京大学大学院教授)からアドバイスを受けるチャンスを得ました。しかし、松尾先生の口からは聞き慣れない言葉が出てきて……? 「DXとDIは違う」とは一体どういう意味なのでしょうか。
以下、本書の抜粋からそのヒントを探っていきましょう。
デジタルを活用して競争優位を築くのがDXですが、本書ではビジネスモデルの転換を伴っているかどうかでdI(インテグレーション)とdX(トランスフォーメーション)の大きく2種類に分けて考えます(ITmedia エンタープライズ編集部注:ここではインテグレーションとトランスフォーメーションの意味を強調する意味で「デジタル(d)」を小文字で表記しています)。
dIとは、デジタルを活用したビジネス要素の高度化です。ビジネスモデルそのものは変えず、ビジネスモデルを構成する要素をデジタルでより磨き込んでいく取り組みです。一方でdXとは、デジタルを活用したビジネスモデル要素の転換です。戦う市場やビジネスモデルそのものを変える取り組みを指します。
DXを学んだ3人は、まずはデータを探しに情報システム部へ。DXに役立つデータは果たして見つかるのだろうか?(続きは以下の書籍から)。
マンガでわかるDX
著者:小峰弘雅/岡田陽介/柴山吉報
監修:松尾豊/漫画:おうみ
SBクリエイティブ 1,496円
松尾豊氏監修! DXをマンガでやさしく解説!
「DXとはデジタル技術を使って新しい価値を生み出すことです」
「今までビジネスは”利益を最大化”することが求められてきました。
これからはデジタルで”速さを最大化”する時代がやってきているのです」
DXっていまいち分からない……
そんなあなたへ「今からDX始めるにはどうすればいいのか」をマンガでやさしく解説。
※この記事はSBクリエイティブ刊『マンガでわかるDX』から、アイティメディアが出版社の許可を得て一部加筆編集の上、転載したものです(無断転載禁止)。
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