ドコモ、ルネサスと端末メーカー4社、Symbian OSベースのプラットフォームを共同開発
NTTドコモ、ルネサス テクノロジ、富士通、三菱電機、シャープ、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズの6社が、HSDPA/W-CDMAおよびGSM/GPRS/EDGE対応デュアルモード端末向けの携帯電話プラットフォームを共同開発する。OSにはSymbianを採用する。
NTTドコモ、ルネサス テクノロジ、富士通、三菱電機、シャープ、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズの6社は2月8日、HSDPA/W-CDMAネットワークとGSM/GPRS/EDGEネットワークに対応したデュアルモード端末向けの3G携帯電話プラットフォームを、2008年度の第2四半期(7月から9月)をめどに共同開発すると発表した。
6社で共同開発するプラットフォームは、ドコモとルネサスが共同開発(2004年7月の記事参照)した「SH-Mobile G1」、そしてドコモとルネサス、富士通、三菱電機、シャープの5社が共同開発(2006年2月の記事参照)した、「SH-Mobile G2」と基本ソフトウェア群を一体化したプラットフォームの後継に当たる。SH-Mobile G2より機能をさらに強化した「SH-Mobile G3」と、オーディオLSIや電源LSI、RF LSIなどの周辺チップセットを含むリファレンスデザインを開発し、ミドルウェアやドライバなどの基本ソフトウェアも一体化する。OSはSymbianを搭載する予定だ。
機能面ではHSDPAはカテゴリー8(下り最大7.2Mbps)をサポートするのが目を引く。また画像処理やオーディオ処理のアクセラレーター機能を強化し、携帯端末のさらなる高機能化を実現する。
6社でこのプラットフォームを共同開発することで、富士通、三菱電機、シャープ、ソニー・エリクソンは携帯電話の基本機能の独自開発が不要になり、開発期間のより一層の短縮と開発コストの低減を目指す。同時に端末の特徴的な機能の開発や、他機種展開へリソースを集中させる。
なおこのプラットフォームは、日本国内での利用だけでなく、ルネサスから世界のW-CDMA端末メーカーへむけて提供される。
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