e-Drive 2001レポート

一貫して「Ethernet Everywhere」を掲げてきたエクストリームネットワークスの青写真どおりに,安価なイーサネットベースのネットワークサービスが,徐々にだが国内でも登場している。11月1日,2日に行われた「e-Drive 2001」に合わせて来日した,米エクストリームネットワークスのクレイグ・イーズリー氏に,改めて今後のビジョンを聞いた。

Interview:「イーサネットをあらゆるところに拡張する」のはエクストリーム

一貫して「Ethernet Everywhere」を掲げてきたエクストリームネットワークスの青写真どおりに,安価なイーサネットベースのネットワークサービスが,徐々にだが国内でも登場している。11月1日,2日に行われた「e-Drive 2001」に合わせて来日した,米エクストリームネットワークスのクレイグ・イーズリー氏に,改めて今後のビジョンを聞いた。


Keynote:ラストマイルの広帯域化は順調だが新たな課題も

11月1日,東京・お台場のホテルで「e-Drive 2001」が開幕した。初日の基調講演には,倉敷芸術科学大学の小林和真助教授が登場し,昨年に続き,日本のブロードバンドの現状と将来を話した。小林氏は,情報通信白書の数字を挙げて評価をしながらも,ブロードバンド化で世界をリードする韓国と比べると「いま一歩」と話す。新たな課題としてブロードバンドスポット間の相互接続も指摘した。


「イーサネットはラストワンマイルへも広がる」と予測するエクストリームのイーズリー氏

11月1日よりスタートした「e-Drive 2001」は,ブロードバンドに的を絞ったカンファレンスだ。「Beyond Ethernet Everywhere」というタイトルでセッションを行った,米エクストリームネットワークスのクレイグ・イーズリー氏は,イーサネットが将来のブロードバンドネットワークを支えるという青写真を描いた。


e-Drive 2001を支えるBroadBand ShowCase,だが実はSAN関連が充実

e-Drive 2001の会場では,デモンストレーションやコンテンツの配信インフラも兼ねて「BroadBand ShowCase」というネットワークが構築されている。CDNやキャッシュ,負荷分散装置に加え,SANが組み込まれている点が興味深い。


e-Day:

ブロードバンドは儲かるか?

もう耳タコだろうが,日本はブロードバンドの普及・整備という点では大きく遅れをとった。そのため,ITを国是とし,2005年までに光ファイバー網の整備を完了,4000万世帯に10Mbps以上のブロードバンドを普及させるという目標が掲げられている。しかし,ビジネスが儲かるかは別の話だ。(浅井英二)