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デルモデルを支えるIT、「経営との融合がカギ」と山田CIOInterview(3/3 ページ)

膨れ上がる運用保守コスト、セキュリティ、情報漏えい……、情報システム部門の責任者にとって悩みは尽きない中、デルの山田CIOは「経営との融合こそが、社内情報システム部門の存在意義」と話す。

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ITmedia 個人情報を守る法律の整備もあり、セキュリティ対策は多くの日本企業にとって緊急の経営課題になっていますね。

山田 ここへきてそうした相談が急増しています。最近のITシステムは社員だけでなく、アウトソーサーも利用するので、厳密なアクセス制御が必要となっています。また、アクセス権限のある人による不正も多いため、テクノロジーだけでなく、人に対する啓蒙も不可欠です。デルの日本法人でも社長直属で委員会が設置されており、私もそこに参画しています。

ITmedia 先ほど「標準化」の話がありましたが、クライアントPCの環境もそうですか。

山田 もちろんそうです。一切の変更を認めない厳格なコントロールです。

ITmedia 個人の生産性に影響はないのでしょうか。

山田 確かに個人の生産性に影響があるかもしれませんが、会社全体のレベルから見なければなりません。個人情報の漏えいは、企業の存続そのものに深刻な影響を与えかねません。これも経営課題としてトップレベルで理解してもらっている事柄です。


外資系企業のシステム畑で30年のキャリアを持つ山田氏。メインフレームからRISC/UNIX、そしてIAサーバとさまざまなプロジェクトを経験してきたという
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