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資生堂、ウィジェットでモバイルユーザーに商品訴求:マーケティングツールに新機軸
資生堂は携帯電話向けのウィジェットを開発し、サービスとして提供を開始した。ウィジェットをマーケティングツールとして使い、携帯電話ユーザーの囲い込みを強化する。
資生堂は3月23日、商品の最新情報を確認できるウィジェットサービスの提供を開始した。ソフトバンクモバイルの携帯電話から利用できる。ウィジェットを商品訴求のツールとして使い、利用者の取り込みを狙う。
同コンテンツは携帯電話の待ち受け画面に、資生堂がデザインした時計を表示する。時計のアイコンをクリックすると、資生堂が配信する美容やイベント関連の最新情報を配信する。ACCESSのウィジェットサービス「NetFront Widgets」を利用して開発した。
ソフトバンクモバイルの携帯電話向けサービス「モバイルウィジェット」に対応する携帯電話で利用できる。ウィジェットのコンテンツは、ソフトバンクモバイルが運営するモバイルサイト「shiseido」から無償でダウンロードできる。
ウィジェットは、Webサイトで配信される最新情報を自動的に取得し、待ち受け画面上に表示するアプリケーションの総称。ニュースや天気予報も確認できる。待ち受け画面を利用した商品の販売促進や情報提供のツールとして、企業による活用が注目を集めつつある。
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