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ユニクロ、中国でEC事業を開始 最大手アリババと提携:1億ユーザーにブランド訴求
ユニクロは中国でEC事業を開始した。1億人以上のユーザーを誇る中国の大手ECサイトと提携し、主要衣料品500アイテムを展開する。
ユニクロは4月16日、中国でEC(電子商取引)事業を開始した。1億人を超える中国のECサイトと提携するほか、独自のECサイトも立ち上げ、ネットショッピングによる売り上げ拡大を目指す。
同社は中国でネットショッピング事業を展開するアリババのECサイト「タオバオ(TAOBAO)」と提携。タオバオ内のショッピングモールでユニクロの主要衣料品500アイテムを扱う。
タオバオは会員数1億人以上を誇るECサイト。最大手と提携することで、短期間で多くのユーザーにユニクロブランドの認知度を広げ、売り上げ拡大につなげる。
同時にユニクロの中国版ECサイトも開設した。全世界のユニクロのWebサイトと共通の仕様になっている。同社は3月に日本のホームページを刷新しており、そこで取り入れたデザインや商品のレイアウトを中国のECサイトにも転用している。
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