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Cisco、スマートグリッド市場に向けた戦略を発表:200億ドル規模市場に参入
Ciscoは電力会社向けの総合ネットワークソリューション「Cisco Smart Grid Solutions」の概要を発表した。
米Cisco Systemsは5月18日、同社のスマートグリッド(次世代の発電・送電・配電インフラ)に関する取り組みについて発表した。電力会社とその顧客に対し、電力供給・消費のより効率的な管理を支援するセキュアな総合ネットワークインフラを提供する計画。
同社はスイッチやルータなどの製品や「EnergyWise」などのサービスを投入し「Cisco Smart Grid Solutions」として、発電所から企業や家庭までを網羅する、標準IPベースのインフラを構築する。電力供給の停止や障害発生などを抑制し、電力網のセキュリティを高め、運営コストを削減してサステナビリティを向上させるのが目的という。
Ciscoは既に幾つかの電力会社と提携して構想に取り組んでおり、向こう数カ月以内に関連する製品やサービスを提供する見通しだ。同社はスマートグリッド通信基盤市場が向こう5年間で200億ドル規模に成長するとみている。
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Cisco Systems(シスコシステムズ) | スマートグリッド | インフラストラクチャ | 二酸化炭素 | コスト削減 | ルータ | サステナビリティ | ネットワークスイッチ
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