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Microsoft、“メガ”データセンターを欧米2カ所で開設:クラウドサービス本格稼働に向けて
Microsoftがダブリンとシカゴにクラウドサービス用データセンターを開設した。
米Microsoftは6月29日、アイルランドのダブリンと米イリノイ州シカゴにMicrosoft Liveやクラウドサービス向けの“メガ”データセンターを設置したと発表した。ダブリンのデータセンターは7月1日から、シカゴのデータセンターは20日から稼働する。
ダブリンのデータセンターは広さ30万3000平方フィート(約2万8000平方メートル)、稼働開始時の最大消費電力は5.4メガワットで、将来的には22.2メガワットまで拡大する見込み。外気を利用した冷却システムにより、二酸化炭素排出量を大幅に削減できるとしている。
シカゴのデータセンターは広さ70万平方フィート(約6万5000平方メートル)、稼働開始時の最大消費電力は30メガワットで、将来的には60メガワットになる見込み。データセンターの4分の3で同社のモジュラー式データセンター構想「Generation 4 Modular Data Center」を採用しており、データセンター全体の消費電力をIT機器の消費電力で割って算出するPUE(電力使用効率)は年平均で1.22になるという。
Microsoftは7月13日から米ルイジアナ州ニューオリンズで開催の「World Partner Conference」で同社のクラウドOS「Windows Azure」の詳細を発表する予定だ。
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