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Salesforce.com、シンガポールにデータセンター開設:アジア太平洋地域の顧客が5000企業以上に
Salesforce.comは拡大するアジア太平洋市場に対応するため、米国外初のデータセンターを開設した。
米Salesforce.comは7月15日、シンガポールに同社としては米国外初となるデータセンターを開設したと発表した。同センターには、北米およびシンガポールのデータセンターを24時間監視するためのネットワークオペレーションセンター(NOC)が併設される予定。
同社はまた、アジア太平洋地域におけるクラウドコンピューティングアプリケーションの顧客が第1四半期(2〜4月)に5000企業を超えたことを明らかにした。台湾のAcer、リコー、みずほプライベートウェルスマネジネント、香港のPacnetなどが同社製品を採用しているという。アジア太平洋地域の同社の第1四半期の売り上げは前年同期比で36%増と大きく成長している。
シンガポールの調査会社Springboard Researchによると、アジア太平洋地域のSaaS(サービスとしてのソフトウェア)市場は複合年間成長率(CAGR)66%で成長し、2010年には11億6000万ドル規模になる。その段階でSaaSがエンタープライズ市場に占める割合は15%になるとみている。
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