Microsoft、「Silverlight 4」の新機能を発表:オフラインDRMを実現
MicrosoftのFlash対抗RIA再生ツールの新バージョンでは、デジタル権利管理機能がオフラインコンテンツにも対応するようになる。
米Microsoftは9月8日、11〜14日にオランダのアムステルダムで開催のマルチメディア展示会International Broadcasting Conference(IBC)において、RIA(リッチインターネットアプリケーション)再生用Webブラウザ向けプラグインの新バージョン「Microsoft Silverlight 4」を披露すると発表した。
新バージョンではネイティブでマルチキャスティングをサポートするほか、同社のデジタル権利管理(DRM)技術「Microsoft PlayReady」をオフラインでも利用できるよう機能を強化した。
DRMがオフラインにも対応したことで、映画制作会社や小売店は、DVDやBlu-rayで提供するのと同等のリッチなインタラクティブ体験をデジタルコピーおよびインターネットでの配信で提供できるようになるという。さらに、映画を購入したコンシューマーに対してネットワーク経由で映画に関連するアップデート、特典、ライブイベントなどを提供することで、コンシューマーとの関係を強めることができるとしている。Silverlight 4のリリース時期については明記していない。
同社はまた、Webサーバソフト「Internet Information Services(IIS)」の統合メディアプラットフォーム「Media Services 3.0」もIBCで発表する。同プラットフォームに搭載される高精細なライブビデオ配信用機能拡張「Live Smooth Streaming」のβ版は既に多数の放送局で採用されており、ツール・ド・フランスや全仏オープンテニスの中継などに使われたという。Media Services 3.0は向こう30日以内にリリースの予定。
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