米Juniper、今後10年を支える製品アーキテクチャを刷新
米Juniperは、OSやプロセッサなどの製品アーキテクチャを刷新した。今後のネットワークサービスを支える基盤に位置づける。
米Juniper Networksは10月29日、「Junos」ブランドを冠した新たな製品アーキテクチャ群を発表した。今後10年間のネットワークサービスのビジョンを実現するプラットフォームに位置づけている。
Junosの名称はこれまで同社の製品OSに使用してきたが、新たな製品アーキテクチャ群では、ソフトウェアプラットフォーム群として従来のOSに加え、アプリケーションプラットフォーム「Junos Space」、統合型ネットワーククライアント「Junos Pulse」、プロセッサでは「Junos One」シリーズとして展開する。
これらは、同一のコアデザイン方針や統合アプローチ、設計原理に基づいて構築された。具体的にはクラウド型ネットワークソリューションやセキュリティソリューションとして、ネットワークインフラの効率的な利用や共有、安全性向上を実現していくという。
例えばJunos Oneシリーズは、加入者やサービス、帯域幅などの変化へ動的に対応できることをコンセプトにしている。「Junos Trio」というチップセットを採用しており、1Gバイト当たりの消費電力が約半分ながら、1秒当たり最高2.6テラバイトの処理速度を実現している。これにより、単一ネットワークにおける巨大なビジネスからモバイル向けサービスまでの広範なサービスに対応できるという。
また同社はDellやIBMなど新たに提携し、両社のクラウド対応データセンターソリューションの一部として、Junosの製品ソリューションを提供していくという。
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