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AmazonやSalesforceに一時障害、DNSプロバイダーにDDoS攻撃
米西海岸のDNSプロバイダーが攻撃され、AmazonやSalesforce.comのサービスに一時的な障害が発生した。
米国時間の12月23日夕、米西海岸のDNSプロバイダーが攻撃を受け、米AmazonやSalesforce.comなどのサービスに一時的な障害が発生した。
Amazon WebサービスのStatusページによると、米太平洋時間の23日午後5時から6時ごろにかけてDNS解決障害が発生し、米西海岸の一部顧客に影響が出た。いずれも同6時半過ぎには解決したとしている。
Salesforce.comは、米太平洋時間の午後4時45分ごろ、一部ユーザーが同社のサービスにアクセスできなくなったと報告。原因は、同社が利用しているDNSサービスプロバイダーが大規模なDDoS(サービス拒否)攻撃を受けたためで、その後プロバイダー側で対応し、間もなくサービスは全面復旧したとしている。
データセンター業界情報サイトのData Center Knowledgeによると、攻撃を受けたのはDNSプロバイダーのUltraDNSで、AmazonやSalesforceのほかにもWalmart.comなどの大手サイトに影響が出たという。
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