Microsoft、Facebookユーザー向けオンライン版Office「Docs」βを発表
Microsoftが、次期オフィススイート「Office 2010」に搭載するオンライン版Office「Office Web Apps」の機能を、Facebookアプリ「Docs」として提供する。
米Microsoftは4月21日(現地時間)、米FacebookのSNS向けアプリ「Docs」のβ版を発表した。次期オフィススイート「Microsoft Office 2010」に搭載されるオンライン版Officeの機能が、Facebook内で利用できるようになる。
Docsは、2009年10月にMicrosoftが設立した同社の将来戦略を担う研究所「Future Social Experiences(FUSE)」による製品。所長のリリー・チェン氏は「FacebookユーザーはMicrosoft Officeの機能を使ってFacebook内で文書作成し、友達と共有できる」とDocsについて説明する。
Docsのβテストに参加するには、FacebookのアカウントでDocs.comから申し込み、招待メールを受け取る必要がある。テスト参加ユーザーは、このサイトでWord、Excel、PowerPointの文書を作成したり、既存の文書をアップロードしたり、Facebookの友達と共有できる。作成した文書はFacebookのプロフィールページのタブに追加できる。
オンライン版のスイート「Office Web Applications」は、6月に一般向けに発売予定のOffice 2010に含まれる。Word、Excel、PowerPoint、OneNoteで構成され、ユーザーはMicrosoftのサーバ「SkyDrive」に保存したドキュメントをPCだけでなく携帯端末からもWebブラウザで表示、編集、共有できる。
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