Google、Gmailでのプレビューを可能にするAPIを公開:Hotmailの一歩先を
サードパーティーはサービスをGmailの受信トレイで利用できるようにするガジェットを、ビジネスアプリストア「Google Apps Marketplace」で提供できる。
米Googleは5月18日(現地時間)、Gmailの受信トレイでサービスをプレビューできるようにするガジェット用APIを公開したと発表した。サードパーティーはこのAPIを使ってガジェットを作成し、3月にオープンした企業向けアプリストア「Google Apps Marketplace」で提供できる。
Gmailでは、Google Docsのドキュメント、YouTubeのビデオ、PicasaとFlickrの写真、Yelpのレビューなどを受信トレイでプレビューできるが、このAPIのリリースによって、事実上あらゆるサービスがGmailでプレビューできることになる。
前日に米Microsoftが発表した新Hotmailにも同じような機能が搭載される予定だが、こちらが対応するのは米Facebookや米LinkedInなど、提携している約70社のサービスに限られる。
Google Apps Marketplaceでは同日、10社のパートナー企業によるガジェットが公開された。例えば米Xobniが提供する「Hoover's Gadget」をGmailに追加すると、連絡先から企業のメールアドレスを検出し、それらの企業の関連情報をオンライン企業情報サービスの米Hoover'sから引用して表示する。
そのほか、受信トレイを開かなくても緊急のメールの着信を知らせてくれる「AwayFind」、受信者が受信トレイ上で再生できるビデオメッセージを作成する「Pixetell」などが公開されている。
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