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米音楽市場、“二刀流”のAmazonがAppleに次ぐ2位に
AppleのiTunes Storeが依然として1位だが、CDとデジタル音楽の両方を販売するAmazonが、CD販売のみのWal-Martと同列の2位になった。
米国における音楽販売シェアのトップは依然として米Appleだが、デジタル音楽とCDの両方を扱っている米Amazonが伸びており、米Wal-Martと同列の2位になった。米調査会社NPD Groupは5月26日(現地時間)、第1四半期(1〜3月)の米音楽市場調査の結果を発表した。
首位のAppleのシェアは前年同期比4ポイント増の28%。2位はWal-MartとAmazonが12%の同列で、Amazonは3ポイント増だった。NPDは、AmazonのCDとデジタル音楽の両方を販売するアプローチが、両フォーマットを買い分ける顧客を引きつけているとみている。
デジタル音楽が音楽販売全体に占める割合は5ポイント増えて40%になった。デジタル音楽だけで販売シェアを見ると、AppleのiTunes Storeが前年同期とほぼ横ばいの70%でトップ。2位は12%のAmazon MP3で、1位に大きく水をあけられているものの、4ポイント伸びている。
New York Timesによると、現在Appleはデジタル音楽市場での行動に関して米司法省から調査を受けている。同社が独占的立場を利用して、リリース前の楽曲をAmazon.comに独占販売させないよう音楽レーベルに求めている疑いがあるという。
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