米Microsoftは6月15日(現地時間)、クラウドベースの無料メールサービス「Windows Live Hotmail」のアップデートを開始したと発表した。
今回のアップデートでは、Windows Live SkyDriveを利用した大容量(上限10Gバイト)添付ファイルの送付やメールのフィルタリングなど、多数の新機能が追加される。
アップデートは同日から開始したが、これらの新機能がすべてのユーザーのHotmailにすぐに反映されるわけではなく、完了は夏になるという。同社はHotmailのサーバを数百のクラスタにグループ分けしており、アップグレードをクラスタ1つずつに対して行っていくことから、反映が段階的になる。ユーザーのアカウントは国や保有期間の長さではなく、負荷のバランスを基準にクラスタに割り当てられている。また、アカウントが割り当てられているクラスタがアップデートされたユーザーは新機能をすべて使えるようになるが、Office Web AppsやSkyDriveと連係する機能については、米国、カナダ、英国、アイルランドでのアップデートが先行するという。
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次世代Hotmailは、「Windows Live SkyDrive」や「Office Web Apps」との連係で写真やOfficeドキュメントの添付・閲覧機能が向上したほか、FacebookなどのSNSとの提携でソーシャル機能が強化された。
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