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Google、iPad用Gmailにスレッド管理の新機能「Stacked Cards」を追加
iPad向けWebアプリ版Gmailの新機能では、CSS3を使ってネイティブアプリに近いUIを実現している。
米Googleは8月18日(現地時間)、iPad向けのWebアプリ版Gmailにスレッド管理のための新機能「Stacked Cards」を追加したと発表した。今のところ英語版にのみ対応。
4月に同アプリを公開した時点では、スレッド(一連のメッセージのやりとり)を管理するツールバーが画面の左右に2つあり、それぞれに違う役割が割り当てられていた。だがユーザーからこのユーザーインタフェース(UI)は分かりにくいというフィードバックがあったため、新機能を開発したという。
Stacked Cardsでは、左枠のメッセージ一覧で複数のメッセージを選択すると、右枠にカード状になったメッセージが積み上げ(スタック)られる。スレッド管理用ツールバーは右上の1つだけになり、表示されているメッセージのアーカイブや削除などの操作ができる。
この新機能の開発に当たって、Googleは試験的にCSS3のトランジションおよびトランスフォーム機能を使ってみたという。その結果、iPadのネイティブアプリに近いUIを実現できたとしている。これらの機能はSafariのようなWebKitベースのWebブラウザで稼働する。11月に発売といううわさのChrome OS搭載タブレットのWebブラウザ(Google Chrome)もWebKitベースだ。CSS3を使った開発は、タブレットのための予行練習かもしれない。
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