IP電話のSkypeは8月30日(現地時間)、企業顧客向けのサービス「Skype Connect 1.0」をリリースしたと発表した。昨年3月に「Skype For SIP β」として公開していたサービスの正式版となる。
Skype Connectは、VoIPの通信プロトコルSIP(Session Initiation Protocol)を用いたSkypeサービスで、Skypeを既存の企業PBXに統合する。このサービスにより、企業は通常の電話機を使って国内および国際電話をかけることができるほか、企業サイトにSkype Connectのリンクを設置しておくことで、SkypeユーザーがPCや携帯電話からSkype経由で企業に電話をかけることもできる。
Skype Connectの料金は、チャンネル当たり月額6ドル95セント。国際電話には別途一般のSkypeと同じ割合で課金される。
同社は9日に株式公開を申請しており、一般ユーザー向け有料サービスや広告収入に加え、企業向けサービスを立ち上げることで事業の収益化を図っている。
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