Nokia、「Nokiaのスマートフォンは1日当たり26万台売れている」とAppleに反撃
Nokiaは14日に開催の「Nokia World 2010」でSymbian^3搭載の新スマートフォン3機種を発表し、「Nokia is Back」とスマートフォン市場でのシェア拡大への意気込みを示した。
フィンランドのNokiaは9月14日(現地時間)、開発者向け年次カンファレンス「Nokia World 2010」をロンドンで開催した。初のSymbian^3端末「N8」のデモのほか、3機種の新端末やQt SDKの強化、Ovi Storeのアップデートなどを発表した。期待されていたMeeGo製品は発表されなかった。
12日に就任が発表になったスティーブン・エロップ新CEOは登場しなかったが、最初に登壇したニクラス・サバンダー上級副社長が「エロップ氏はNokiaを率いることを楽しみにしている」と述べた。
サバンダー氏は3000人の聴衆を前に、iPhoneなどが台頭する中「Nokiaは現在、苦難の道を歩んでいる。(だが)われわれがAppleやGoogle、Samsungではないことを謝罪するつもりはない。われわれはNokiaで、ユニークな存在だ」と語った。
同氏は、Nokiaのスマートフォンが前四半期中、1日当たり26万台売れ、これはiOSとAndroidを合わせたよりも多いと述べた。また、一連の新スマートフォンを少なくとも5000万台以上販売するとした。「今日はMeeGo端末は発表しない。今回のテーマは今現在のこと、“Nokia is Back”だ」と語った。
サバンダー氏に続いて、13日に退任を発表したモバイル部門を率いるアンシ・バンヨキ上級副社長が登壇した。同氏はまず、9月末に発売を予定しているN8の予約が記録的な台数となっていると発表し、同端末のデモを行った。
同氏はまた、Symbian^3搭載の新機種「Nokia E7」「Nokia C7」「Nokia C6」も披露した(各機種の概要は別記事)。
バンヨキ氏は「大切なのは技術ではなく、技術で何ができるか、なのだ」と語り、Nokiaでの20年間について感謝の言葉を述べてステージを降りた。
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